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2019年 広州モーターショーは、11月22日(金)〜12月1日(日)に、中国の広州市にある杭州国際会議展覧センターで開催される。現在、欧米のほとんどの自動車メーカーは日本よりも巨大なマーケットである中国を重視しており、東京モーターショーには出展しなくても広州、もしくは上海や北京など中国で開催されるモーターショーに出展するメーカーは多い。
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ボルボなど、ヨーロッパの多くのメーカーは中国に生産工場を持っている。日本メーカーも例外ではない。トヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダなど、多くのメーカーは中国のメーカーと合弁会社を設立して現地生産も行っている。
トヨタのプレミアムブランドであるレクサスは、中国で販売はしているが現地生産はしていない。もっとも、レクサスは一部の車種を除き、ほとんどすべての車種を日本で生産して海外に輸出している。
さて、そんなレクサスが2019年11月22日から開催される2019年 広州モーターショーにおいて、EV(電気自動車)の市販モデル第一弾を世界初公開するという。タイトルで紹介したエンブレム(と思われる)のアップ写真以外、セダンなのか、SUVなのか、詳細はまったく不明。だが、情報通のあいだでは「UXのEV仕様“UX300e”ではないか」と噂されている。「このモデルを皮切りに、中国や欧州を中心に世界各地のニーズやインフラ環境に応じて適材適所で電動車ラインアップを拡大して参ります」とプレスリリースでは謳っている。
レクサスは2019年10月に開催された東京モーターショー2019で次世代の電動化ビジョン「LEXUS Electrifired」を発表した。これは、電動化技術を用いてクルマの基本性能を大幅に進化させ、自動運転や電動化などモビリティ社会が変化し続ける時代においても、クルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることを目指す思想だという。
その具体的な第一弾が、この広州モーターショーで発表されるEVではないかと思われる。東京モーターショーで発表されたコンセプトカーの「LF-30 Electrifired」ほど大胆なスタイルはありえないだろうが、そのEV技術の一部や、レクサスのアイデンティティであるスピンドルシェイプは採用してくるはず。2020年には中国市場に投入が予定されていると噂されるレクサスのEV。その姿を早く見てみたいものだ。