2019年12月3日、ゼネラルモーターズ(GM)ジャパンは、3列シート6人乗りのクロスオーバーSUV「キャデラック XT6 プラチナム」を2020年1月1日から発売すると発表した。(タイトル写真はGMジャパンの若松社長)

キャデラックの最新デザインと安全テクノロジーを投入

画像: フロントマスクは今までのキャデラックSUVとはまったく異なるデザインとなった。

フロントマスクは今までのキャデラックSUVとはまったく異なるデザインとなった。

キャデラックの販売が世界的に好調だ。2018年は38万台以上を販売し、今までの記録だった1978年の36万台をクリアした。2019年も好調で、さらに台数を伸ばすのではないかと見られている。キャデラックが近い将来に向けて取り組んでいるのが「トリプル・ゼロ」。事故/排出ガス/渋滞のゼロを目指し、その第一段階として北米では2020年には全車種に自動運転装置(スーパークルーズ)を設定するという。

そんなキャデラックが、日本市場に新たに送り込むクロスオーバーSUVがXT6だ。車格的には、フラッグシップSUVのエスカレードと、ミドルサイズSUVのXT5の中間に位置する。そのスタイリングは、2019年のデトロイト モーターショーで公開された次世代へと進化するキャデラックSUVデザインを採用し、今までのエスカレードやXT5とは異なるもの。フロントまわりでは細身のLEDヘッドランプ、縦基調のランニングランプ、高輝度のクリスタルメッシュグリルなどが特徴的だ。ルーフエンドには大型のリアスポイラーも備わっている。

画像: XT6は3列6人乗り。セカンドシートはキャプテンシートでスライドも可能。

XT6は3列6人乗り。セカンドシートはキャプテンシートでスライドも可能。

XT5とホイールベースは同じながら、XT6はリアオーバーハングを延長して3列6人乗りとしている。2列目はキャプテンシートで、140mmのスライドが可能。3列目はシアターポジションで視界も良く、ラゲッジスペース側から電動で折りたたむことができる。セミアニリン仕上げの本革シートやルーフライナーのスウェード材、ウッド装飾など、インテリアには本物の素材がふんだんに用いられている。

パワートレーンは、3.6LのV6DOHCと9速トルコンATの組合せ。V6エンジンは低負荷時には4気筒モードで稼働させて燃費を向上する。インテリジェント4WDに加えて、選択可能なドライブモードも設定されている。

画像: ウッドやレザーなど、上質の素材を使ったキャデラックらしいインテリア。

ウッドやレザーなど、上質の素材を使ったキャデラックらしいインテリア。

最新のナビゲーションシステムや、簡単にスマホと連動できるインフォテインメントシステム、20以上の最新安全装備など、セグメントで最も充実した安全&快適装備を誇る。

ボディカラーは5色、内装色は2色設定され、車両価格(税込)は、870万円。なお、XT6の日本市場導入を記念して、日本未設定のサテンスティールメタリックのボディカラーに最先端のセーフティ機能「ナイトビジョン」を特別装備した特別仕様車「XT6 ナイトクルーズ エディション」を30台限定で販売する。車両価格(税込)は、910万円。いずれもハンドル位置は左のみ。

GMジャパンでは、キャデラックSUVのエントリーモデル「XT4」を2020年には日本導入予定だ。また、キャデラック ブランドではないがシボレー ブランドのスーパースポーツ、ミッドシップ化されたコルベットの導入も控えている。2020年は、ゼネラルモーターズの動向にも注目しておきたい。

画像: 30台限定の特別仕様車「XT6 ナイトクルーズ エディション」。

30台限定の特別仕様車「XT6 ナイトクルーズ エディション」。

キャデラック XT6 プラチナム 主要諸元

●全長×全幅×全高:5060×1960×1775mm
●ホイールベース:2860mm
●重量:2110kg
●エンジン種類:V6 DOHC
●排気量:3649cc
●最高出力:231kW<314ps>/6700rpm
●最大トルク:368Nm<37.5kgm>/5000rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:フルタイム4WD
●タイヤサイズ:235/55R20
●税込価格:870万円

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