2020年1月10日、ゼネラルモーターズ(GM)ジャパンは、ミッドシップとなった新型シボレー コルベットを東京オートサロン2020でジャパンプレミア(日本初公開)し、予約受付を開始した。

日本仕様はコルベット初の右ハンドル。トリムは2種を設定

シボレー コルベットは、アメリカを代表するハイパフォーマンス スポーツカーだ。初代のデビューは1953年。今回ジャパンプレミアされた新型は8世代目となり、2019年7月にアメリカで発表された。新型コルベットの正式車名は本国では「コルベット スティングレイ」となったが、日本では単に「コルベット クーペ」となる。既に紹介されているように、駆動方式はコンベンショナルなFR(フロントエンジン リアドライブ)からMR(ミッドシップ リアドライブ)へと変更された。

画像: 東京オートサロン2020でジャパンプレミアされた新型コルベットは米国仕様の左ハンドルだった。

東京オートサロン2020でジャパンプレミアされた新型コルベットは米国仕様の左ハンドルだった。

エンジンの搭載位置がフロントからコクピット後ろになり、従来までのコルベットとはプロポーションやデザインは変わったが、シルエットは従来のコルベットを踏襲している。エッジの効いたラインは、まさにスティングレイ(アカエイ)。航空機とレーシングカーのデザインをルーツとして、コクピットをフロント寄りに置いたデザインは、F22ラプターやF35ライトニングIIといった最新ジェット戦闘機やフォーミュラ1マシンにインスパイアされたものだ。

コクピット後ろに搭載されるエンジンは、シボレーの次世代型6.2Lのスモールブロック V8 LT2。自然吸気のOHVながら、最高出力は495hp/最大トルクは637Nm(パフォーマンスエクゾーストシステム装着時)と、エントリーレベルのコルベットとしては過去最強のパワースペックを発生する。組み合わされるミッションは、8速DCT。

画像: コクピット後ろに縦置きミッドシップ搭載される6.2LのV8 OHVエンジン。

コクピット後ろに縦置きミッドシップ搭載される6.2LのV8 OHVエンジン。

日本仕様は「2LT」と「3LT」の2トリムを設定。パワートレーンは前述のとおりだが、Z51パフォーマンスパッケージをはじめ、カーブビューパーキングカメラ、HDリアビューカメラ&リアパークアシストといった運転支援機能も標準装備する。2LTはGT2バケットシートを標準装備するが、3LTはよりホールド性を高めたコンペティションスポーツシートとなり、内外装にはカーボンパーツを採用。さらにエンジンアピアランスパッケージやカラードブレーキキャリパーなどが追加される。ハンドル位置は、コルベットとしては初の右のみの設定となる。

予定車両価格(税込)は、2LTが1180万円、3LTが1400万円。デリバリー開始は2021年春と予定されている。また予約受付開始に合わせて、1月10日から3月31日までの期間限定で好みのボディカラーを選べるプレオーダーキャンペーンを実施する。ちなみに、ボディカラーはトーチレッド/アクセレレートイエローメタリック/アークティックホワイト/ゼウスブロンズメタリック/ラピッドブルー/シャドーグレーメタリックの6色を設定。受付の早い順から優先的に工場へ発注し、自分の好みに合わせた新型コルベットをいち早く手に入れることができる。

画像: ミッションは8速DCTで、ステアリングにはパドルシフトも備わる。

ミッションは8速DCTで、ステアリングにはパドルシフトも備わる。

シボレー コルベット(北米仕様)主要諸元

●全長×全幅×全高:4630×1934×1234mm
●ホイールベース:2722mm
●重量:1530kg
●エンジン種類:V8 OHV
●排気量:6159cc
●最高出力:※369kW<495hp>/6450rpm
●最大トルク:※637Nm<65.0kgm>/5150rpm
 ※パフォーマンスエクゾーストシステム装着車
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●最小回転半径:5.8m
●タイヤサイズ:前245/35ZR19、後305/30ZR20

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