ピュアEVのグランクーペ「BMW コンセプト i4」を公開する
BMWのサブブランドであり、プラグインハイブリッド(PHEV)や電気自動車(EV)といった電動化モデルを市場投入してきた「BMW i」は、2020年3月3日にスイスで開催されるジュネーブモーターショーにコンセプトモデル「BMW Concept i4」を出展すると発表。
BMW iブランドはこれまで、コンパクトハッチバックのi3や、映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」にも登場したラグジュアリークーペのi8と、いずれもエクステリアデザインの特徴的なモデルを導入した。パワートレーンはレンジエクステンダーのハイブリッドやEV、プラグインハイブリッドと電動化に特化した展開で、軽量化のために炭素繊維強化樹脂をボディ各部に採用、さらに外径の大きなタイヤを採用(i3)するなど、とにかく目新しさが光ったモデルたちだった。しかしi8は2020年4月に生産を終了、i3も欧州での販売を終了(日本での販売は継続)するなど、次世代モデルの登場が期待されている。
そんな中BMWは2017年以降、iNEXTやiX3といった電動化SUVのコンセプトモデルを公開し、2020年以降での市場投入を予定していることを発表してきた。このラインアップに続いて存在を明かされた「コンセプト i4」は純粋なEVで、流麗な4ドアモデル、グランクーペのスタイリングになるようだ。
以前に発表されたリリースによると、BMW i4用に開発された電動モーターはV8エンジンに相当する最高出力約523ps(390kW)を発生し、これにより0→100km/h加速を4.0秒で、最高速は200km/hを達成するという。しかも航続可能距離は約600kmにもなるという。
今回公開された資料はボディサイドのシルエットのわかる画像と短い動画。詳しくはジュネーブでの発表を待つのみだ。