2020年3月6日、BMWジャパンはミドルサイズSUVのX3に、高性能なMパフォーマンスモデルでガソリンエンジン仕様の「X3 M40i」を追加した。

専用のセリウムグレーをボディ各部に配色

2017年10月に第3代目へと進化したX3は、全幅こそ約1.9mと大きいものの、約4.7mという全長はDセグメントにあたる3シリーズにほぼ近い数値。また、アイポイントの高さからくる視界の広さや安心感、またFRベースのBMWらしいスポーティさも兼ね備えるSUVとして、同ブランドのボリュームゾーンを担っている。

このX3にはMパフォーマンスモデルとして、M40dがすでにラインアップされている。3Lの直6ディーゼルターボエンジンを搭載して4WDシステムと、さらにMスポーツサスペンションやMスポーツディファレンシャルなどを組み合わせることによって、高い駆動性能とコーナリング性能を実現したモデルである。しかもディーゼル特有の大トルク、680Nmを低回転域1750−2750rpmで発生するという加速性能も持ち合わせている。

BMWはこのラインアップに、新たなMパフォーマンスモデル「X3 M40i」を追加してきた。こちらはガソリン仕様の3L直6ターボエンジンを搭載し、上記のM40d同様のサスペンションやディファレンシャルを採用する。このパワートレーンは387ps/500Nmを発生し、レッドゾーンに設定されている7000rpmまで滑らかに回転する。最大トルクこそディーゼルモデルに劣るものの、ガソリンエンジン特有の軽快でスポーティな走しりを愉しめそうだ。

画像: X3 M40iは、前245/40R21、後275/35R21のタイヤを装着する。

X3 M40iは、前245/40R21、後275/35R21のタイヤを装着する。

エクステリアには、専用のセリウムグレーをキドニーグリルやエアインテークなどに採用することでMパフォーマンスモデルとしての存在感と個性を演出している。車両価格は889万円で右ハンドル仕様となる。

X3に設定されたふたつのMパフォーマンスモデル、M40i(889万円)とM40d(896万円)の車両価格は近いこともあって、購入を検討する人にとっては悩ましい選択となりそうだ。

BMW X3 M40i 主要諸元

●全長×全幅×全高:4725×1895×1675mm
●ホイールベース:2865mm
●重量:1920kg
●エンジン種類:直列6気筒 ターボ
●排気量:2997cc
●最高出力:387ps/5800rpm
●最大トルク:500Nm/1800−5000rpm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:8速AT

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