2019年のジュネーブ国際モーターショーでワールドプレミアされ、東京モーターショーにも出展された三菱のクロスオーバーSUVコンセプト「エンゲルベルク ツアラー」。2020年4月いっぱいは東京・銀座の「MI ガーデン銀座」に展示される予定なので、モーターショーでは見られなかったディテールを写真で紹介していこう。

ツインモーター4WDのPHEVはコネクティッドカー技術も装備

エンゲルベルクとは、スキーリゾートとして有名なスイス中央部にある山間部の村の名。ツインモーター4WDのPHEVとすることで、その名にふさわしい全天候であらゆる路面状況でドライブできる高い走行性能と、PHEVならではの長い走行距離を持ち合わせた、クロスオーバーSUVのコンセプトカーだ。ジュネーブ国際モーターショーに出展されたときのボディカラーはシルバーだったが、今回の展示車両は東京モーターショーと同じツヤ消しガンメタリックだ。

コンセプトカーゆえ詳細なスペックは公表されていないが、サイズ的には全長5m×全幅2mくらいと、けっこう大きい。フロントフェイスには最近の三菱車に共通の「ダイナミックシールド」が採用され、前後バンパーのアンダーガードや、フォグランプを備えた自動開閉式ルーフボックスなど、いかにも近未来のオールラウンド クロスオーバーSUVといったイメージだ。

インテリアも液晶モニターをメーターパネルだけでなく、センターダッシュのディスプレイや空調関係の操作パネルなどにも採用。ドアミラーはカメラとディスプレイでデジタル化されている。3列シートを採用し、1列目と2列目はセパレートのバケットタイプ。カーナビと車両制御を統合したコネクティッドカーシステムも搭載している。

アウトランダーPHEVで培ったツインモーター方式のPHEVシステムに次世代の電動化技術と四輪制御技術を組み合わせたエンゲルベルク ツアラー。そのスタイルや技術は、次期アウトランダーPHEVに継承されると言われている。2020年のパリ モーターショーでワールドプレミアが噂されている次期アウトランダーへの期待は増すばかりだ。

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