2020年5月29日、イタリアンスーパーカーブランド ランボルギーニと、デンマークの玩具ブランド レゴのコラボレーションによって、ランボルギーニ シアン FKP37レゴテクニック(Lamborghini Sián FKP37 LEGO TECHNIC)が誕生した。

エンジンやトランスミッションだって可動パーツだ

故フェルディナント・カール・ピエヒ。2019年8月に逝去したフォルクスワーゲングループの元会長で、ポルシェ一族の一員、そしてランボルギーニ社を復活させた立役者でもある。イニシャルはFKP。1937年に生まれた氏を偲んで名付けられた、ランボルギーニ シアン FKP37が2019年9月にドイツ・フランクフルトで公開された。

同社のフラッグシップ、アヴェンタドールに搭載されている6.5L V12気筒DOHCエンジンをベースに、トランスミッションとモーターを組み合わせることでシステム合計出力819hpを発生するパワートレーンをミッドシップする、超弩級ハイブリッドマシンだ。販売された台数は、これも驚きの63台で発表時すでに完売していたという。

画像: ランボルギーニ初のハイブリッドカーとして登場したシアンFKP37。三連のテールランプはそれまでの同ブランドにないデザインだった。

ランボルギーニ初のハイブリッドカーとして登場したシアンFKP37。三連のテールランプはそれまでの同ブランドにないデザインだった。

もはや新車で手にすることのできないこのスーパーカーが、レゴ(LEGO)になって復活するという。といっても一般的なレゴではなく、より精密で部品点数もケタ違いに多いレゴテクニックだ。ポルシェ911やブガッティ シロンなどのスポーツカーが過去に製品化され、ピースの多さから組み立てには器用さと忍耐と、もうひとつ外国語の説明書を読む語学力も必要になると言われている。

おもしろいところは可動パーツが豊富な点だ。タイヤ・ホイールはもちろんのことだが、リアスポイラーやシザーズドア、さらにはエンジンの内部構造や8速シーケンンシャルギアボックスまで完全に再現しているという。そのボディサイズは全長60cm/全幅25cm/全高13cmと、実車のおよそ1/8スケールで完成する。そして驚くのは3696というピース数。完成後にいくつかのピースが残ってしまっていたら、それはもうあとの祭りである。

画像: あまりに緻密に再現されたランボルギーニ シアンFKP37のレゴテクニック。他製品では「組み立てに23時間も費やした」という声も。

あまりに緻密に再現されたランボルギーニ シアンFKP37のレゴテクニック。他製品では「組み立てに23時間も費やした」という声も。

しかも隠しコマンドよろしく、フロントボンネット内に格納されたランボルギーニ特製ボストンバッグには、スペシャルコンテンツにアクセスできるシリアルナンバーも入っているのだという。とあるコードをスキャンすると、オリジナルのランボルギーニシアン FKP37に秘められたデザインの真実に迫る、限定動画にアクセスできるという特典付きだ。

個性の塊ともいえるボディデザインと特徴的なヘッドライトのシルエット、購入特典も気になるランボルギーニ シアン FKP37 レゴテクニックは、2020年6月1日にレゴ公式ストアから発売されるという。

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