2020年7月1日、トヨタはプリウスとプリウスPHVの安全装備や給電機能を強化するなど、一部改良して発売すると発表した。(タイトル写真の上はプリウス、下がプリウスPHV)

トヨタ セーフティセンスの機能を向上。特別仕様車も設定

画像: プリクラッシュセーフティ作動イメージ(自転車運転者<昼>)

プリクラッシュセーフティ作動イメージ(自転車運転者<昼>)

プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッド車として誕生し、いまやトヨタの中核モデルとなっている。現行型は、2015年に発表された4代目にあたる。プリウスPHVは、プリウスをベースにした外部充電もできるPHV(プラグインハイブリッド車)で、2009年に3代目から設定され、現行型にも2017年から設定されている。

今回の一部改良では、まず安全・安心装備の強化が図られている。予防安全パッケージ「トヨタ セーフティセンス」の機能を向上させ、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を全車に標準装備した。さらに、高齢者や運転に不安を感じるドライバー向けにプラスサポート(急アクセル時加速抑制)をトヨタでは初採用している。

画像: プラスサポート(急アクセル時加速抑制)のイメージ。上が非作動時、下が作動時。

プラスサポート(急アクセル時加速抑制)のイメージ。上が非作動時、下が作動時。

また、災害時などに役立つ外部給電機能を全車に標準装備。さらにプリウスPHVでは、ソーラー充電システムを全グレードにオプション設定した。このシステムは太陽光で発電した電力を駆動用バッテリーに貯めて給電することができ、全グレードに設定することで給電機能を拡大できる。

また、今回の一部改良にあわせて、プリウスに特別仕様車の「S セーフティプラスII」を設定。「S」をベースに、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、バックカメラ搭載ナビレディセット、LEDアクセサリーランプなどを装備して、さらなる安全・安心機能を充実させている。

画像: プリウス特別仕様車「S セーフティプラスII」

プリウス特別仕様車「S セーフティプラスII」

グレード展開と車両価格は、以下のとおり。

●プリウス
E(2WD=FF):260万8000円
S(2WD/E-Four):265万5000円/285万3000円
S「ツーリングセレクション」(2WD/E-Four):282万6000円/302万4000円
A(2WD/E-Four):291万円/310万8000円
A「ツーリングセレクション」(2WD/E-Four):307万7000円/327万5000円
Aプレミアム(2WD/E-Four):324万8000円/344万6000円
Aプレミアム「ツーリングセレクション」(2WD/E-Four):307万7000円/327万5000円
●プリウス特別仕様車
S「セーフティプラスII」(2WD/E-Four):275万5000円/295万3000円

●プリウスPHV
S:331万3000円
S「セーフティパケージ」:339万4000円
S「ナビパッケージ」:380万5000円
A:361万5000円
A「ナビパッケージ」:404万7000円
Aプレミアム:393万3000円
Aプレミアム「ナビパッケージ」:439万2000円
※プリウスPHVの駆動方式はFFのみ

内外装や、1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムなどのスペックに変更はない。

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