特別仕様車はブラック基調でクールな佇まい
C-HRは、トヨタのコンパクト クロスオーバーSUVだ。トヨタの次世代世界戦略車として、世界中の約100カ国で販売されている。日本では2016年に発売され、2019年にマイナーチェンジを受けて今に至っている。
今回の一部改良は、安全装備の充実が中心だ。トヨタの予防安全パッケージ「トヨタ セーフティセンス」で、検知対象に歩行者(夜間)や自転車運転者(昼間)、交差点右折時に直進してくる対向車、および、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者も加えたプリクラッシュセーフティを搭載した。さらに、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制機能(6速MT車を除く)や、緊急時操舵支援機能(トヨタでは国内初採用)も追加している。
そのほか、レーントレーシングアシスト、ロードサインアシスト、バックガイドモニターを全車に標準装備した。また、快適温熱シート(運転席・助手席)、電動ランバーサポート、ナノイーといった快適装備を、G、GT、S GRスポーツ、S-T GRスポーツに標準装備。グレードでは、7速シーケンシャルシフトマチック付きスーパーCVTーiを搭載したS-T GRスポーツを新設定した。
特別仕様車の「モード ネロ セーフティプラス」は、GとG-Tをベースに、エクステリアではフロントスポイラー(ロア部)やアルミホイールなどにブラック塗装を施している。インテリアではシートやインストルメントパネル、ドアトリムオーナメントなどをブラック基調にするなど、クールな仕様としている。
この特別仕様車では安全装備を充実させており、パノラミックビューモニターやインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、リアクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]などを特別装備している。
ボディカラーには、特別設定色のダークブルーマイカを含めたモノトーン5色、ツートーン3色を設定。価格はベース車(G-TとG)と同価格というリーズナブルな設定となっている。
グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。パワートレーンは、SとG(GRスポーツ含む)は1.8L+モーターのハイブリッド、それ以外は1.2Lターボとなる。今回の一部改良では、ここで紹介している以外の内外装やパワーユニットなどに変更はない。
S-T<2WD=FF>(6速MT/CVT):238万2000円/241万5000円
S-T<4WD>:261万3000円
S-T GRスポーツ<2WD>(6速MT/CVT):278万2000円/281万5000円
S-T GRスポーツ<4WD>:301万3000円
G-T<2WD>(6速MT/CVT):268万2000円/271万5000円
G-T<4WD>:291万3000円
S<2WD>:274万5000円
S GRスポーツ<2WD>:314万5000円
G<2WD>:304万5000円