2020年8月4日、FCAジャパンはフィアット500Xに新たなグレード「500X スポーツ(Fiat 500X Sport)」を追加。車両価格は344万円で2020年8月22日に発売する。

ホイールは2インチ大きく19インチに

フィアット500XはFCAグループのジープ レネゲードとベースを同じくする兄弟車で、500のようなレトロで丸を基調としたデザインを与えられたSUVである。2015年に日本で発売され、2019年4月にエクステリアデザインやパワートレーンを変更するマイナーチェンジを受けている。全長4280mm/全幅1795mmというコンパクトなボディに、151ps/270Nmを発生するパワフルな1.3L直4ターボエンジンと6速DCTを組み合わせて搭載する、FFの都会派SUVだ。

この500Xに「500X スポーツ」という名のグレードが2020年8月22日に追加発売される。車両価格は344万円。

標準グレードではバンパーガードを模したデザインを前後バンパーに取り入れ、さらにつや消しブラックのフェンダーモールを採用するなど、SUVテイストを感じられる外観となっていたが、この新グレードではスポーティなイメージに一新している。フロントマスクとテールエンドは低重心さを強調し、フェンダーモールもボディ同色に塗装されている。

画像: 専用セッティングのサスペンションを与えられたフィアット500X スポーツ。全高は標準と同じ1610mm。また、全長はバンパーのデザイン変更にともなって4295mmに伸びている。

専用セッティングのサスペンションを与えられたフィアット500X スポーツ。全高は標準と同じ1610mm。また、全長はバンパーのデザイン変更にともなって4295mmに伸びている。

見た目だけの内容ではなく、スプリングやダンパーにチューニングの施された専用サスペンションを採用、さらにハンドリングの設定も新たに運動性能を高められているという。また、ホイールは標準の16インチ/17インチから19インチに拡大し、225/40R19サイズのタイヤを組み合わされる。

インテリアではブラックとダークグレーを基調としたレーシーな印象のパーツで仕立てられている。赤いステッチの入ったアルカンターラ&レザーのハンドルやメーターフード、ブラックレザーのシートなどを採用する。また、シート高を500Xクロスよりも13mm低く設定されていることもポイントだ。

インテリアには、レースモデルのテイストを取り入れたアルカンターラ / レザー仕立てのステアリングホイールを装備するほか、メーターフードにもアルカンターラを採用。色はブラックを基調に、随所にダークな色調のアクセントカラーが組み合わされています。また、シートは上質感が漂うブラックレザーとなるほか、シート高を500Xクロスに比べて13mm低く設定することで、スポーティな運転感覚を味わえる。

室内空間の広いSUVとしての機能性と、運転を楽しむスポーツ性を兼ね備えたモデルと言えそうだ。

画像: ブラックとダークグレーを組み合わされたフィアット 500Xスポーツのコクピット。ハンドルやメーターフードの一部にアルカンターラを採用する。

ブラックとダークグレーを組み合わされたフィアット 500Xスポーツのコクピット。ハンドルやメーターフードの一部にアルカンターラを採用する。

フィアット 500X スポーツ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4295×1795×1610mm
●ホイールベース:2570mm
●車重:1440kg
●エンジン形式:直4 SOHCターボ
●排気量:1331cc
●最高出力:151ps/5500rpm
●最大トルク:270Nm/1850rpm
●トランスミッション:6速DCT
●タイヤ:225/40R19

This article is a sponsored article by
''.