2020年10月15日、スバルはフルモデルチェンジされた新型レヴォーグを発表した。グランドツーリングのDNAを継承した、新型レヴォーグのディテールを写真で紹介しよう。

新開発の先進運転支援システム「アイサイトX」なども設定

レヴォーグは、今や日本ではレガシィに代わってスバルの中核モデルとなったスポーツワゴンだ。初代は2014年に発売。今回発表された新型は、2019年の東京モーターショーでプロトタイプが、2020年の東京オートサロンではSTIスポーツのプロトタイプが世界初公開された2代目にあたる。

エクステリアは新デザインコンセプトの「BOLDER」を採用し、サイズ的には先代よりひとまわり大きくなったが、基本的なフォルムは従来型のイメージを踏襲している。それでもヘキサゴングリルは立体的でワイドになりシャープで精悍な目つきのヘッドランプや、前後に張り出したフェンダーが特徴的だ。

インテリアでは、タブレットのような11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイや12.3インチのフル液晶メーターを採用し、HMI(ヒューマン マシン インターフェイス)を充実させている。もちろん、ワゴンとしての機能も充実しており、ラゲッジスペースの総容量は561Lで、上級グレードにはパワーゲートも備えている。

パワートレーンは、低回転域から高トルクを発生する新開発の1.8L直噴ターボエンジン(もちろん水平対向4気筒)で、スバル伝統のAWDシステムと組み合わされてフルタイムで4輪を駆動する。トランスミッションは、リニアトロニックCVTのみの設定だ。

安全装備では、360度センシングを実現して安全性を進化させた新世代アイサイトは全車に標準装備された。さらに、3D高精度地図データとGPSや準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用した高度運転支援システム「アイサイトX」も搭載グレードを設定した。

新型レヴォーグは発表前の先行予約台数が8000台以上に達し、その9割以上がアイサイトX搭載グレードだという。今後も、この比率は大きくは変わらないかもしれない。

スバル レヴォーグ STIスポーツ EX 主要諸元

●全長×全幅×全高:4755×1795×1500mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1550kg
●エンジン種類:水平対向4 DOHCターボ
●排気量:1795cc
●最高出力:130kW<177ps>/5200ー5600rpm
●最大トルク:300Nm<30.6kgm>/1600-3600rpm
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●WLTCモード燃費:13.7km/L
●タイヤサイズ:225/45R18
●車両価格(税込み):409万2000円

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