2020年11月26日、光岡自動車はトヨタRAV4をベースとする新型SUV、「ミツオカ バディ(Mitsuoka Buddy)」を発表、先行予約の受付を開始した。発売は2021年6月を予定しており、車両価格は469万7000円から589万9300円となる。

逆スラントノーズと2段ヘッドライト、メッキ調大型グリルの存在感

ビュートやリューギなどヨーロピアンヴィンテージスタイルの再現を得意とする光岡自動車が、新たなジャンルとユーザー層を開拓するために2018年11月に投入した2シーターオープンモデル、ミツオカ ロックスター。1970年代から1980年代のアメリカンヴィンテージをコンセプトに、マツダ ロードスターをベースとしてエクステリアからインテリアまでをリファインした台数限定モデルだった。

このコンセプトは大いにウケて200台の予定販売台数はアッという間に完売。いまでも中古車の問い合わせがあとを絶たないという。この成功を受けて新たなプロジェクトとしてスタートしたのがアメリカンヴィンテージSUV、今回発表されたミツオカ バディだ。ほぼ同時期に日本市場での販売の始まったトヨタ RAV4の直線的デザインを見て、これをベースとすることを決めたという。

台数限定車だったロックスターとは違って、バディはカタログモデルとしてのラインアップのため売り切れを心配する必要はない。しかし、10月に行なった事前告知の段階ですでに多くの問い合わせが入っており、長い納車待ちとなる可能性が高い。というのも、工場のキャパシティもあって生産台数は年間150台と多くないからだ。

ミツオカもその対策を講じている。これまで加工に時間のかかる少量生産向きのFRP素材を外装に使われてきたが、バディでは大量生産向きのABSをフロントグリルやリアゲートに、PPをフェンダーやリアバンパーなどに採用している。こうした素材は生産効率だけでなく表面の均一性などクオリティ面でもメリットがあり、商品力向上にもひと役かっているという。

画像: オフロードタイプのホワイトレタータイヤや専用デザインのホイール(いずれもオプション)がヴィンテージ感を増幅させている。

オフロードタイプのホワイトレタータイヤや専用デザインのホイール(いずれもオプション)がヴィンテージ感を増幅させている。

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