2020年の新車販売で注目されたのは、3年振りに軽ではなく登録車が月間販売1位になったことだろう。その車種がトヨタ ヤリス。従来日本ではヴィッツとして販売されていた車種で、2020年2月10日から販売開始となった。その注目の販売動向をご紹介する。

2020年9月には販売台数2万台の大台を突破したヤリス

そんな注目の新型トヨタ ヤリス、ここからは自販連による販売台数を発売開始の翌月となる2020年3月から8月までの6カ月間で見てみよう。まずは、一般的に新車効果による販売台数の大幅増を見込める最初の3カ月。トヨタ発表の受注数(月平均)に近い、1万以上の台数をコンスタントに叩き出している。

■トヨタ ヤリス新車販売台数(2020年3月〜5月)
3月:1万3164台
4月:1万0119台
5月:1万0388台

注目すべきはここから先、新車効果の薄れた6月以降にどれだけ台数を維持できるかで新型車の人気や実力を測ることができる。

■トヨタ ヤリス新車販売台数(2020年6月〜8月)
6月:1万0967台
7月:1万4004台
8月:1万1856台

驚くことに販売ペースを上げ、7月はほかの月より4000台近くの販売増となったが、この現象はおそらく新型コロナによる緊急事態宣言が5月25日に解除され、人の動きが少しずつ活発になっていったためだと思われる。自販連による自動車全体の販売台数も7月に大きく回復しているからだ。

このほかの要因としては、新車発売から3カ月が経過したところで人気のグレードやボディカラー、オプション装着のパターンをディーラーが分析して見込み発注を増やし、スムーズに在庫車を捌いたのではないかとも考えられる。

画像: 新型ヤリスで高級感をましたコクピット。写真では分かりにくいが、ダッシュパネルを前方向へラウンドさせて視覚的な広さを演出されている。

新型ヤリスで高級感をましたコクピット。写真では分かりにくいが、ダッシュパネルを前方向へラウンドさせて視覚的な広さを演出されている。

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