2020年12月11日日本時間18時(現地13時)、F1第17戦アブダビGPがフリー走行で開幕する。チャンピオンシップ争いもほぼ決し、ドライバー、チーム同士の純粋なバトルが見られそうだ。シーズン終盤に向けて速さを増してきているホンダは最終戦をどう戦うのか。ドライバーのコメント、直前情報をもとに予測してみよう。なお、前戦サヒールGPを欠場したルイス・ハミルトンがアブダビGPから復帰できる見込みとなったという情報も入っている。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

画像: 最終戦で勝利を狙うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。

最終戦で勝利を狙うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。

「先週末のサヒールGPは、マシンも速く、チームのためにいい結果を残せると思っていただけに、フラストレーションの溜まるレースになりました。スタート直後に3回ほどコンタクトを避けようとしたシーンがあったのですが、みんなの走りがアグレッシブで、接触は避けようがありませんでした。僕はシャルル(ルクレール)をドライバーとしてリスペクトしていますし、レースではこういうことはしばしば起こってしまうものですが、結果的にはあの接触でレースが終わってしまいました。今回のレースで彼がグリッドペナルティを受けることになりますが、それによってサヒールGPの結果が変わるわけではないので、あまり意味がないと思います。ただ、結果は結果なので、目の前にあるレースに集中していこうと思います。アブダビのレイアウトは好きなので楽しみにしています。前回のサヒールGPのレイアウトはコーナーがほとんどなかったので、今回のように21もコーナーがある普通のサーキットに戻って来られたことをうれしく思っています。昨年はここでは2位を獲得していますし、僕には失うものはありません。全力を尽くすのみです」

「変則スケジュールにより、今年は本当に忙しくてハードな1年になりましたが、レース準備のためにドライバーよりもっと早く入らないといけないチームのメンバーはもっとたいへんだったと思います。ピットストップのタイムからも分かるようにチームはいつの時でも全力ですし、僕も負けずに全力を尽くします」

アレクサンダー・アルボン(レッドブル)

画像: サヒールGPでは作戦変更が裏目に出たが、それでも6位に入賞したアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)。

サヒールGPでは作戦変更が裏目に出たが、それでも6位に入賞したアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)。

「サヒールGPの結果はまずまずでしたが、僕らがレースをするには難しいサーキットレイアウトでした。コーナーではよかったのですが、ストレートでは遅いセッティングで、レースで速さを見せるのは難しかったです。個人的には今週のアブダビは好きなサーキットです。F3やF2でのレースに加え、昨年はF1でもドライブしていますし、今年はその経験を活かすことができます。先週とは異なるトラックでシミュレーターでも十分にドライブしてきたので、準備はできています。歴史的にチームはまずまずの結果を残しているサーキットですが、メルセデスは毎年ここでは速いので、レースでどうなるか見てみたいと思います。最後のレースだからといって手を抜くことはないですし、いい終幕を迎えたいと思っています。いつものように全力を尽くしていきます」

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