ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
「照明の下で行われるナイトレースも3戦目で、僕たちは完全に夜型になっていますが、夕方以降の少しでも涼しい時間帯に走るのは快適ですし、シンガポールも含め、普段と違う感覚が味わえるナイトレースが好きです。今週末はいいレースができると思っています。例年、アブダビでのチームの戦績はあまりよくありませんが、今年は違う結果を出せると思います。特にコーナーが多く、リズミカルに走る必要がある最終セクターはテクニカルで走っていて楽しいです。ストレート区間が多い最初の2つのセクターはパワーが必要ですが、今シーズン僕たちはパワー面でも進化しているので、いいペースで戦えると思います」
「今年は新型コロナウイルス感染に大きな影響を受けました。特にファンがいないサーキットには熱気が欠けていて少し寂しかったです。しかし、満足に競技をできなかったスポーツが多いことを考えると、忙しくてもシーズンを過ごせた僕たちはラッキーです。実際にいいシーズンを送ることができました。困難に直面し悲しい思いをした人もいると思いますが、僕にとっては初のF1優勝を果たした記念すべき年です。チームのベストリザルトも獲得できましたし、モンツァで味わった感情はこれからも忘れません」
ダニール・クビアト(アルファタウリ)
「先週の金曜日はいいパフォーマンスができましたし、予選の結果にも満足しています。一方で決勝については、チームは何も悪くないのですが、セーフティカーのタイミングが合わず、思いどおりにいかないレースになりました。6番手スタートだったのでもっといい結果を期待していましたし、結果につなげることはできませんでしたが、シーズンベストの走りができたと感じています。ヤス・マリーナ・サーキットは新しい設備ででランオフエリアが多く、最終セクターなどテクニカルな区間もあるのでとても好きです。常にできるだけアタックし続けなければいけませんし、ストレートもいくつかあり、いい位置にDRSゾーンがあるので、決勝も楽しめます。今回でナイトレース3連戦の最後になりますが、夜間のレースは好きです。今シーズンを振り返ってみれば、思うような結果が出せないときもありましたが、それほど悪くなかったと思います。フラストレーションが溜まるときもありましたが、いいレースがたくさんできたので、よかったと思っています。全体的に見ると浮き沈みがあった一年ですが、ドライバーとして成長できたとも感じています。いろいろな経験をし、思いどおりにいかないときも冷静でいられましたし、後半戦はいいレースができたので満足しています。例年とは異なる環境で行われたシーズンなので、みんなの記憶に残ると思います。チームスタッフのみんなは毎週マシンを走らせるためにいつも以上の努力をしましたし、成長した一年だったと感じています」