BEVのラインナップを一気に充実させているグループPSA。なかでもDS3クロスバック E-テンスは、独特のハイセンスが光る。ガソリンモデルと走り比べれてみれば、さらにその魅力が際立ってきた。(Motor Magazine2021年2月号より)

アクセルペダルで減速まで絶妙に制御できるBモード

想定外に楽しめたのが、Bモードにした時だ。アクセルペダルを離すと通常以上に強いエネルギー回生力が生まれる設定だが、その感覚がとても自然で、自在に減速具合を操ることができる。完全なワンペダルドライブ(停止まで対応)には至らないものの、交通量も信号も多めなみなとみらいエリアで、ブレーキペダルをほとんど踏まずに走ることができた。

もちろんそのためには、前走車との間隔を適度に保ちつつ、信号の変わり目などのタイミングを先読みすることが必要。しかしそれが結果的に、スムーズで安全な運転につながってくれる。こと走りに関しては、ICEに対する引け目はまったくない。

結局、残る課題は「充電環境」に尽きるのだろう。ガレージ付きの一軒家は理想だけれど、たとえば日常的に通っているショッピングセンターなどに気軽に使える急速充電器の設備があれば、マンション住まいだって大丈夫だ。

旅行は交通機関を使うことが多く、マイカー利用は家族の送迎やお買い物などがほとんど。思い切り遠くへ足を延ばすことはほぼない。そんなライフスタイルとE-テンスの相性は、抜群にいい。

同グレードならICEと装備系はほとんど変わらない。価格差は確かにあるけれど、優遇税制やランニングコストを考えれば、そのギャップは非常に小さなものになるという。生活習慣に「たまには充電」という項目を追加すれば、ほとんどの人々がBEVの魅力を気軽に楽しむことができるのだ。

さらにDS3クロスバックE-テンスなら、そこにおしゃれ、とかセンスがいい、とかいうプラスアルファの魅力がもれなくついてくる。おそらくは人生初のBEV体験・・・どうせだったら、フランスならではのハイセンスに彩られた個性派モデルから、始めてみるのはどうだろう。(文:Motor Magazine編集部 神原 久/写真:村西一海)

画像: 満充電での航続距離はJC08モードで398km。3つのドライブモードが設定可能で0→100km/h加速は8.7秒。

満充電での航続距離はJC08モードで398km。3つのドライブモードが設定可能で0→100km/h加速は8.7秒。

DS3 クロスバック E-テンス グランシック 主要諸元

●全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm
●ホイールベース:2560mm
●車両重量:1580kg
●モーター最高出力:100kW(136ps)/5500rpm
●モーター最大トルク:260Nm/300-3674rpm
●駆動方式:FF
●車両価格(税込):534万円

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