「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、日産 ジュークだ。

試乗車はオプションの17インチアルミホイールを装着していたが・・・

フットワークも軽快でコントローラブルだ。交差点での右左折や車線変更でも、ジュークの反応はとてもリニアだ。操舵感は変に軽すぎることなく、手応えがしっかりとしている。背の高いスタイリングから想像されるイメージとは裏腹に、適度にどっしり適度にヒラヒラと街中を走り回れる。リアまわりから細かい突き上げ感が少し伝わってくるが、許せる範囲にある。

ジュークで軽快に街中を流していると、高めに設定されたアイポイントが実にありがたいことに気づいた。ドライバーの目線はミニバンほどは高くないが、ほど良い高さなので前が良く見える。2~3台先のクルマの動きも先読みできるし、クルマとの一体感も巧みに演出している。出っ張ったたポジショニングランプのおかげで、前方の見切りもいい。

スピードレンジが上がっても、軽快なフットワークは変わらなかった。首都高速 環状線のような曲がりくねったコーナーが続くシーンでも、動きはキビキビ。ただ、荒れた路面では、リアまわりがやや落ち着きを失いがち。しなやかさを求めるなら試乗車が装着していたオプションの17インチタイヤ&ホイールではなく、標準装着の16インチがベターだろう。

さらにスピードレンジが高まると、さすがにワイドなボディと1.5Lの組み合わせでは限界を感じた。ハイウエイスピードでは、もう少しパワーが欲しい。高速をツーリングする機会が多いなら、秋に登場予定という1.6Lを待ったほうがいいだろう。

画像: 首都高速レベルの速度域までなら、キビキビとした一体感のある走りが楽しめる。高速域ではやや伸びが衰えてしまうのは、1.5Lの限界か。

首都高速レベルの速度域までなら、キビキビとした一体感のある走りが楽しめる。高速域ではやや伸びが衰えてしまうのは、1.5Lの限界か。

■ジューク 15RS 主要諸元

●全長×全幅×全高:4135×1765×1565mm
●ホイールベース:2530mm
●車両重量:1170kg
●エンジン種類:直4 DOHC
●排気量:1498cc
●最高出力:84kW<114ps>/6000rpm
●最大トルク:150Nm<15.3kgm>/4000rpm
●トランスミッション:エクストロニックCVT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:14.4km/L
●タイヤ:205/60R16
●当時の価格(税込み):179万0250円

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