クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第68話。いすゞ自動車のプレミアムスポーツ、117クーペの後継モデルとして1981年誕生した「いすゞ ピアッツァ(JR130)」が今回の主人公。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第68話「いすゞ ピアッツァ(JR130)がこんなに可愛いわけがない!?」




いすゞ ピアッツァ(初代・JR130型/1981年5月13日発売)
美しいボディラインに定評のあった117クーペの後継モデルとして、再びジウジアーロデザインの元で開発された3ドアハッチバックで、最先端のヨーロピアンデザインを実現していた。ただシャシのベースは1974年登場のFRジェミニを踏襲しており、走行性能においては時代遅れ感が否めない基本設計だったという。ちなみに、当時のいすゞ自動車はGM傘下にあったことから、GMモデルを販売するヤナセでも取り扱われており、独自の名称「ピアッツァ ネロ(PIAZZA NERO)」と内外装が与えられ、車両価格も20万円ほど高かった。

エンジンのコンピュータ制御やデジタルメーターなど先進性を取り入れたピアッツァだったが、性能面ではライバルに後れを取っていた。
いすゞ ピアッツァ XE(5速MT) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4310×1655×1300mm
●ホイールベース:2440mm
●車両重量:1190kg
●エンジン:G200型・直4 DOHC
●総排気量:1949cc
●最高出力:135ps/6200rpm
●最大トルク:17.0kgm/5000rpm
●トランスミッション:4速AT
●駆動方式:FR
●タイヤサイズ:185/70HR13
●車両価格:277万4000円(当時東京・税抜)

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鈴木秀吉(著)
モーターマガジン社(発行)