2021年3月30日、レクサスは今後のブランド変革に向けた取り組みについてオンラインで発表し、次世代のレクサスを象徴するEVコンセプトカー「LF-Z Electrified(エレクトリファイド)」を世界初公開した。

2024年3月には新たな事業拠点を開設予定

デジタルキーを採用して、スマートフォンでドアロックの開閉などができたり、従来のキーを受け渡しせずに家族や友人へクルマをアクセスしたり、車への荷物宅配やカーシェアリングなどのサービス提供も可能にする。

E-ラッチ システムも採用し、乗車時はキーを持った人が車に近づくと格納式ドアハンドルが自動的にスライドし、内部のセンサーに触れるとドアの解錠や開閉がスムーズに行える。降車時は車内の開扉スイッチを押すことでドアを開けることができ、車両に搭載されたセンサーが周辺状況を監視し、接近する車両や自転車を感知した場合には、乗員に警告を発して、降車時の事故低減にも寄与する。

パノラマルーフは調光ガラスを採用し、プライバシー確保や夜空を映すイルミネーションなどエンターテインメント機能を搭載している。またルーフセンターには前後のシートをつなぐタッチパネルを配し、車両内での乗員のコミュニケーションに活用する。リアシートはリクライニング、リラクゼーションなど多様な機能を備えて、移動時に全ての乗員へ癒しと安らぎの時間をもたらす。オーディオには、マークレビンソン製の次世代システムを搭載している。

画像: 次世代のレクサスを象徴するコンセプトEVとして発表された「LF-Z エレクトリファイド」。0→100km/h加速は3.0秒、最高速度は200km/hとアナウンスされている。

次世代のレクサスを象徴するコンセプトEVとして発表された「LF-Z エレクトリファイド」。0→100km/h加速は3.0秒、最高速度は200km/hとアナウンスされている。

レクサスはさらに、2024年3月にトヨタ テクニカルセンター 下山に、新たな事業拠点を開設する計画も発表。車両開発、デザイン、生産技術、企画に携わるメンバーが一堂に会し、100年に一度と言われる自動車の大変革期において、「もっといいクルマづくり」を推進していくという。

2025年には全車種に電動車を設定し、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目指す。そして2050年には、全モデルラインアップにおける材料製造、部品製造・車両製造、物流、走行、廃棄・リサイクルの各段階を含めた、ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルを目指したクルマづくりに挑戦していくという。

画像: 2024年3月に、トヨタ テクニカルセンター 下山に開設される、レクサスの新たな事業拠点のイメージ。

2024年3月に、トヨタ テクニカルセンター 下山に開設される、レクサスの新たな事業拠点のイメージ。

レクサス LF-Z エレクトリファイド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4880×1960×1600mm
●ホイールベース:2950mm
●車両重量:2100kg
●航続距離(WLTP):600km
●バッテリー容量:90kWh
●充電電力:150kW
●バッテリー:リチウムイオン電池
●冷却方式:水冷
●0→100km/h加速:3.0秒
●最高速度:200km/h
●最高出力:400kW
●最大トルク:700Nm

This article is a sponsored article by
''.