2021年6月23日、ポルシェ ジャパンは911シリーズの新たなモデル、「カレラ GTS」「カレラ GTSカブリオレ」「カレラ4 GTS」「カレラ4 GTSカブリオレ」および「タルガ4 GTS」の予約受注を開始した。

911ターボ由来のサスペンションやブレーキなどを採用

タイプ992と呼ばれる現行型の8代目ポルシェ 911が発表されたのは2018年。その現行型911シリーズに「GTS」が加わった。GTSは2010年、6代目のタイプ997の途中からシリーズに追加された、カレラよりもスポーティなモデルだ。

パワーユニットは3Lの水平対向6気筒ツインターボエンジンで、最高出力は353kW(480ps)/最大トルクは570Nm(58.1kgm)を発生。組み合わされるトランスミッションは、日本仕様では8速PDK(DCT)が標準だが、911カレラGTSにのみショートストロークの7速MTが設定される。8速PDKの911カレラ4GTSの0→100km/h加速は3.3秒という瞬足だ。

GTS専用にチューニングされたサスペンションは911ターボ由来のもので、ポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント(PASM)によって、ダンパーは瞬時にダイナミックな変化に応答する。クーペとカブリオレはPASMを標準装備して、10mm低く設定されたスポーツシャシが組み合わされている。911タルガ4 GTSには、PASMを装備した911タルガ4Sシャシが採用されている。

エンジンパフォーマンスに合わせて、制動性能も911ターボの高性能ブレーキシステムを利用して向上させている。前:20インチ/後:21インチのセンターロック式 軽合金製ブラックホイールは、911ターボから採用されている。標準装備のスポーツエグゾーストシステムは、GTS専用セットアップと一部の車内断熱材の削減によって、さらにエモーショナルなサウンドを発してくれる。

画像: 911タルガ4GTSは、4WDのみの設定だ。

911タルガ4GTSは、4WDのみの設定だ。

エクステリアでは、ブラックやダークカラーを多用したディテールが特徴だ。911タルガ4 GTSには、モデル特有のフープと「Targa」ロゴが付けられる。サテンブラックで塗装された追加のエレメントには、スポイラーリップ、センターロック式 軽合金製ホイール、エンジンフード ルーバー、ドアと車両リアの「GTS」ロゴが含まれる。オプションで、これらとその他のディテールをハイグロスブラックで仕上げたエクステリアパッケージも選択できる。

911GTSの全モデルはフロント、リア、およびサイドシルに特徴的なトリムを備えたスポーツデザインパッケージを備えている。ヘッドライトのリムとデイタイムランニングライトの周囲はダークカラーで、ポルシェ ダイナミック ライト システム プラス(PDLS Plus)を組み込んだLEDヘッドライトを標準装備。テールライトは、GTSモデル独自のものだ。

今後、ドライビングダイナミクスをさらに改善する、ライトウエイト デザインパッケージの導入も予定されている。これは、軽量なCFRP製フルバケットシート、サイド&リアウインドーの軽量ガラス、および軽量バッテリーによって最大25kg軽量化される。リアシートも取り外される。その他のパフォーマンス強化には、このパッケージに標準装備されるリアアクスル ステアリング(4WS)と追加のエアロダイナミクスエレメントが含まれる。

画像: 911カレラGTSのインテリア。日本仕様は右ハンドルも設定される。

911カレラGTSのインテリア。日本仕様は右ハンドルも設定される。

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