11代目は「爽快シビック」。e:HEVとタイプRは2022年に発表予定
11代目となる新型シビック。そのエクステリアとインテリアは2021年6月に公開されていたが、今回、発表日や車両価格、そして装備や主要諸元などが発表された。
新型シビックのグランドコンセプトは「爽快シビック」で、ホンダのクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げ、親しみやすさと特別な存在感を併せ持ち、乗る人全員が「爽快」になれるクルマを目指している。
5ドア ハッチバックのスタイリングは、運転しやすく心も開放的になれるキャビンを追求しながら、クーペのような流れるプロポーションを描くことで、美しいクルマを目指した。ホイールベースの延長により前後席の距離を35mm拡大して、後席の居住性を向上している。
インテリアでは、開放的な空間と広い水平視野角により気持ちの良い視界を実現。ノイズレスな造形で、直感的に操作しやすく触感にもこだわったスイッチを配置し、爽やかで心地良い移動ができる空間とした。ラゲッジスペースもクラストップレベルとなる452L(ホンダ測定値)の大容量を実現している。
搭載されるエンジンは182ps/240Nmを発生する1.5L 直4DOHCのVTECターボで、トランスミッションはCVTと6速MTを設定。シフトレバーのショートストローク化と高剛性化により、スポーティかつダイレクト感のあるシフトフィールを目指している。軽快かつ一体感のあるステアフィールや、優れた静粛性や乗り心地と合わせ、クルマの基本性能である「走る・曲がる・止まる」が徹底的に磨き上げられ、さらに進化した操る喜びを体感できる。
10.2インチのフルグラフィックメーター(EXのみ)や、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」、最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」、BOSEサウンドシステムなど、一部はオプションだが安全&快適装備は充実している。
グレードは、標準グレードのLXとスポーティグレードのEXで、いずれもトランスミッションはCVT(7速マニュアルモード付き)と6速MTを設定。駆動方式は、FFのみ。車両価格(税込)は、以下のとおりだ。
■ホンダ シビック ラインアップ
LX:319万円(CVT/6速MTとも同価格)
EX:353万9800円(CVT/6速MTとも同価格)
なお、新型シビックでは、ホンダ独自の2モーター ハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルと、走りを極めた「シビック タイプR」の発売を2022年に予定している。
■ホンダ シビック EX 主要諸元
●全長×全幅×全高:4550×1800×1415mm
●ホイールベース:2735mm
●車両重量:1370kg<6速MTは1340kg>
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1496cc
●最高出力:134kW(182ps)/6000rpm
●最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1700-4500rpm
●トランスミッション:CVT(7速マニュアルモード付き)& 6速MT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・47L
●WLTCモード燃費:11.7km/L<6速MTは12.2km/L>
●タイヤサイズ:235/40R18
●車両価格(税込):353万9800円