約48万個!のレゴ ブロックで組み立てられた実物大のGRスープラ
プラスティック製の組み立てブロック玩具として世界的に有名な「レゴ(LEGO)」。おそらく、ほとんどの読者諸氏は子どものころに(ひょっとしたら今も)レゴで遊んだ経験があるのではないだろうか。
そんなレゴの人気シリーズのひとつが、有名ブランドのクルマを本格的かつリアルに再現した「レゴ スピードチャンピオン シリーズ」だ。これまでに、ブガッティ シロンやランボルギーニ シアンといったスーパーカーから、最近ではフォルクスワーゲンのマイクロバスなどが、日本でも発売されて人気を集めている。さらにスケールモデルでは飽き足らず?40万以上ものレゴ ブロックを使って実物大のランボルギーニ シアンも作ってしまった!
今回発表された「レゴ トヨタ GRスープラ 実物大レプリカ(以下、レプリカ)」は、何世代にも渡り愛され続けてきたスポーツカーであるスープラが、国内初代発売から35周年を迎えるにあたり、その魅力をレゴ ブロックを通じて子どもたちに伝えたいという思いから、レゴとTGRのコラボレーションで実現した。
合計47万7303個!のレゴ ブロックで組み立てられたレプリカは、レゴ社 専門チームのデザイン&エンジニアリング スペシャリスト7人が設計し、21人のモデルビルダーと2人のメカニックが24時間体制3シフトで制作した。設計には3000時間、組み立てに2400時間を要しているという。しかも、外観だけでなく車内のシートやサイドブレーキまでレゴ ブロックで忠実に再現している。
さらには、TGR協力のもと、GRスープラへ実際に使用されているハンドルやエンブレムを採用。ヘッドランプなどの灯火類も点灯する。また、レゴブランド史上初となる、商業用にも採用されている電動モーターを搭載し、最高時速28kmで走行する。日本車の実物大レプリカ制作、そして自動車の実物大レプリカが日本に上陸することは初めてのことだ。
このレプリカは、2021年10月11日(月)まで、名古屋市のレゴランド・ジャパンで開催中の「エキサイティング モータースポーツ レゴ エクスペリエンス Ignite your playful engine – 興奮やまない熱い レゴ体験!GRスープラがキミの遊び心に火をつける」で、GRスープラ35周年特別仕様車とともに展示される。
また、10月23〜24日にはオートポリス(スーパーGT第6戦)、11月6〜7日にはツインリンクもてぎ(スーパーGT第7戦)、11月27〜28日には富士スピードウェイ(スーパーGT第8戦)と、各地のレース会場でも展示される予定だ。
複雑な曲面を持つGRスープラを四角いレゴ ブロックだけで制作するために、291の異なるピースを使用しているという。レプリカの実物を見てみたいけれどレゴランド・ジャパンには行くのが難しいというのなら、スーパーGT観戦をしながら見に行くのもありかもしれない。
■レゴ トヨタ GRスープラ 実物大レプリカ 主要諸元
●全長×全幅×全高:435×204×129cm
(実車は438×186.5×129cm)
●総重量:1885kg(実車は1640kg)
●使用パーツ:47万7303個
●パワーユニット:電動モーター
●最高速度:28km/h