スッと加速してくれ、思いどおりに走ってくれる
やがてXC40が日本で発売されるやいなや、桂さんはそのファーストエディションを購入。これもまたいたく気に入ったという。
「XC40はとくにデザインが気に入りました。ブラックのボディカラーも好みで、手に入れてからはいつも自分で手洗い洗車して、ワックスも手がけしていました」
そして2年が経ち、今度はXC40のPHEV版が発売された。
「ある雑誌の取材でその試乗会に参加したのですが、そこからの帰り道にはもう、自分の手元にあるXC40をどうやって手放そうか、そればっかり考えていました」
つまり、桂さんはアッという間にXC40リチャージ プラグインハイブリッドT5インスクリプションの虜になってしまったわけだ。その魅力とは、いったいどこにあったのだろうか?
「僕は、アクセルペダルを踏んで、ひと呼吸おいてからトルクが立ち上がるクルマが嫌いで、逆に踏んだ瞬間にスッと加速してくれるクルマがいい。別に、ドカン!と急発進する必要なんてないんです。スッと動き出せば、それでいい。この点、ハイブリッド車は発進時に大トルクを発生するモーターを積んでいるから気持ちいい。XC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプションに最初に乗ったときも、クルマが動き出した瞬間に『うわ、軽い!』と思ったくらいです」
桂さんと似たようなことを指摘するレーシングドライバーは少なくない。1/1000秒をサーキットで争う彼らにとって、わずかなレスポンスの遅れは命取りになりかねない。そのいっぽうで彼らは、市街地ではスムーズな運転を心がけていることも事実だ。
そんな「自分の思いどおりに走らせる」ことへの意識が強く身に付いている桂さんにとっては、リチャージプラグインハイブリッドが最適の選択肢なのだという。