<4>多様なニーズに応える新たなグレードラインアップ
新型LXには、標準モデルの他に「エグゼクティブ」と「オフロード」が設定される。標準モデルは3列7人乗りだが、エグゼクティブは2列4人乗りとし、セパレートされたリアシートは最大48度までリクライニングが可能で、専用のコンソールなども備え、あらゆる路面において最上級の快適性を提供するモデルだ。
オフロードは国内専用モデルで、力強い走破性を感じさせるデザインと前後デフロックを備え、レクサスの新たなオフロードイメージを提案する。
<5>レクサスの次世代デザイン言語に沿ったプロポーション
新型LXは、2021年10月7日に発表されたばかりの新型NXに続く、次世代レクサスの第2弾モデルだ。その佇まいは、フラッグシップSUVにふさわしい、力強さと圧倒的な存在感に洗練さを兼ね備えたものだ。
次世代レクサスのデザインランゲージを追求した新しいスピンドルグリルは、7組のフローティングバーで立体的に構成され、メッキフレームがないことによるボディとの一体感を際立たせ、塊感を表現すると同時に冷却機能や整流効率といった機能を両立させている。
インテリアでは、クルマとの対話を生み出す新たなコクピット思想「タズナ コンセプト」に基づいた表示類やスイッチ類などを配置。悪路でもドライバーが少ない姿勢変化でクルマを意のままに操ることのできるコクピット空間を実現している
<6>人間中心の考え方に基づいた先進安全技術と利便性の向上
300系ランドクルーザーで初採用された、指紋認証式のプッシュスタートスイッチをレクサス車で初採用し、盗難リスクの低減を図っている。
インフォテインメントでは、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発。各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示して優れたアクセス性を実現するなど、使いやすさにこだわっている。また、音声認識機能も採用している。
先進の予防安全技術「レクサス セーフティシステム+」はプリクラッシュセーフティの対応領域を拡大したり、レーントレーシングアシストやレーダークルーズコントロールも機能を拡充して、ドライバーの安全・安心な運転に寄与している。
現段階では、新型LXの外寸やパワースペック、装備などの詳細は発表されていない。前述のように、日本仕様の発売は2022年初頭が予定されている。
世界的なSUVブームは今もなお続いており、多くのプレミアムブランドの輸入車メーカーもSUVを市場に投入している。日本を代表するプレミアムブランドのレクサスが送り出すLXが、これらのライバルと鎬を削り合うことになるのは、間違いないだろう。