2021年10月14日、三菱自動車は、2021年冬発売予定の新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」を10月28日にオンラインで発表することを明らかにするとともに、エクステリアとインテリアのデザインを公開した。新型アウトランダーはすでに北米市場で発表されているが、北米仕様はガソリンエンジン搭載車のみ。日本仕様はプラグインハイブリッド(PHEV)となることがすでに決定しており、そのデザインがどうなるか注目を集めていた。

デザインコンセプトは「BOLD STRIDE」、日本流に言えば「威風堂々」

新型「アウトランダー」は、機能を力強く表現した三菱独自のSUVデザインをベースに、新たなデザインコンセプト「BOLD STRIDE(ボールド ストライド)」を掲げ、堂々とした存在感のある佇まい、大地を踏みしめる力強さ、新しい一歩を踏み出す頼もしさを全身で表現したという。

エクステリアは、フロントからリアエンドまで厚みのある水平基調のプロポーションとし、張りのある面構成のボディにエッジを効かせたキャラクターラインを彫り込み、重厚感のあるスタイリングを実現。20インチの大径ホイール、それを包み込む筋肉質なフェンダーフレアを採用し、力強く頼もしい走りをイメージさせている。

リアは塊から削り出したような六角形をデザインに組み込んだテールゲート、水平基調で左右のボディサイドにまで回り込むテールランプなどにより、ワイドで安定感のあるスタイリングとしている。

ボディカラーは、硬質で高輝度かつ鮮明なダイヤモンドカラーシリーズとして、ホワイトダイヤモンド、レッドダイヤモンド、そしてブラックダイヤモンドの3色を中心に、全10色を設定する。

画像: 型三菱アウトランダー PHEVのデザインは2021年2月に発表された北米仕様とほぼ同じ。重厚で力強いものとなっている。リアは塊から削り出したような六角形の形状のテールゲート、水平基調でボディの左右両端まで広がるテールランプが特徴。

型三菱アウトランダー PHEVのデザインは2021年2月に発表された北米仕様とほぼ同じ。重厚で力強いものとなっている。リアは塊から削り出したような六角形の形状のテールゲート、水平基調でボディの左右両端まで広がるテールランプが特徴。

コクピットは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調のインストルメントパネルとし、芯が通った力強さと開放感を表現。フロアコンソールは幅広で存在感があり高級感のあるデザインとしている。ドアトリムには触感がよく質感の高いソフトパッドを採用。多くのパッドにステッチをあしらい、上質感にもこだった。

また、モニターやメーターの視認性にこだわる一方で、セレクター、ダイヤル、スイッチ類は操作時の節度感に大切にして、視覚だけでなく触覚にも訴える品質の高さを実現した。こうしたインテリアデザインはすでに発表されている北米市場で評価されており、米国メディアであるWards Autoが選出する「2021ワーズ10ベストインテリア」に選ばれている。

なお、日本仕様の新型アウトランダーPHEVは前後それぞれに1基ずつ駆動用モーターを搭載するツインモーター4WDを採用。これに車両運動統合制御システムS-AWCを組み合わせることがすでに発表されている。

画像: デザインコンセプトは「BOLD STRIDE」、日本流に言えば「威風堂々」

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