2022年に予定されている新型308の日本デビューを前に、もう一度現行型の308に乗っておきませんか? というグループPSAジャパンのお誘いで、借り出して試乗したのが308SWのディーゼル。それも「ロードトリップ(クルマでの長距離旅行といった意味)」という特別仕様車だったので、ちょっとした旅に出てみることにした。

内外装も古さは感じない。シートの出来もいい!

画像: リアコンビネーションランプの形状が独特。パノラミックガラスルーフはオプション。

リアコンビネーションランプの形状が独特。パノラミックガラスルーフはオプション。

エンジンの話から始めてしまったので走りについて先に紹介したが、モデル末期とはいえ現行型308(および308SW)のスタイリングはけっして古くさくはない。ヘッドランプはLEDだし、ウインカーはシーケンシャル式だし、最新モデルと遜色はない。新型308のスタイルはけっこうアグレッシブだから、好き嫌いが分かれそう。むしろ、遠目には日本車と間違えそうな(失礼!)おとなしめながらもスタイリッシュな現行308をいま手に入れて、永く付き合うのも悪くないだろう。

インテリアも、日本では2020年10月に発表された一部改良で、i-コクピットがアップデートされた。小径ハンドルの上からメーターを見る独特のスタイルだが、意外と違和感は少ない。表示が変更可能なデジタルのメーターパネルは視認性も高い。オプションだがタッチスクリーン式のカーナビも、輸入車のものとしては扱いやすい部類に入るだろう。

画像: 小径ハンドルの上からメーターを見る独特のi-コクピット。カーナビはオプションだがペダルやフロアマットはロードトリップ専用アイテム。

小径ハンドルの上からメーターを見る独特のi-コクピット。カーナビはオプションだがペダルやフロアマットはロードトリップ専用アイテム。

そして今回、思っていた以上に良かったのがシートだ。腰痛持ちのボクは、スポーティなシートでもクルマによっては長時間乗ると腰にくるのだが、この308SWのシートは今回2日間で約500km、渋滞にも延べ2時間くらいハマっていたにもかかわらず、翌日も腰が痛くなることはなかった。Cセグメントのクルマとしては室内は十分に広く、リアシートも快適。そしてSWならではの広大なラゲッジスペースは、リアシートバックを倒さずとも十分以上の容量がある。その気になれば車中泊だって可能だ。

今回、約600km走行して、返却時に平均燃費計の数値は20.8km/Lを示していた。高速道路を走行する機会が多かったとはいえ、WLTCモード燃費以上の数値を達成したのはたいしたもの。

街中でも扱いやすい適度なサイズのインポートワゴンを検討中で、リアシートを使う機会も多く、たまには家族で「ロードトリップ」に出かけるという人には、この308SW ブルーHDiは最適な1台だ。2022年には日本デビューする新型308はもっと良いのだろうが、熟成された現行型の最終モデルも悪くない! そう思わずにはいられないクルマだった。(文と写真:Webモーターマガジン編集部 篠原政明)

■プジョー 308SW ロードトリップ ブルーHDi 主要諸元

●全長×全幅×全高:4600×1805×1475mm
●ホイールベース:2730mm
●車両重量:1380kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:軽油・52L
●WLTCモード燃費:20.6km/L
●タイヤサイズ:205/55R16
●車両価格(税込):354万8000円

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