2008年から第一線で活躍、歴代最多の41勝を記録
スーパーGT GT500クラスは、日産、トヨタ、ホンダの3強の戦いとなっているが、日産は2008年にそれまでのフェアレディZに換えてR35型 日産GT-Rを投入。それ以来、一貫してR35 GT-Rで参戦してきた。
GT500クラスのR35 GT-Rは、デビューイヤーの2008年に9戦中7勝をあげる圧倒的な速さを見せたほか、これまで2008年、2011年、2012年、2014年、2015年と5回のドライバーチャンピオン、2011年、2012年、2014年、2015年と4回のチームチャンピオンを獲得し、さらに113戦で36ポールポジション、41勝(表彰台独占2回)をあげてきた。
そんなR35 GT-RでのGT500クラス参戦も2021年シーズン限りで終了、11月27〜28日に富士スピードウェイで開催されるスーパーGT第8戦富士『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE』が最後となる。
2022年のGT500クラス参戦車両については後日発表されるとしているが、8月に米国でプロトタイプが発表された新型フェアレディZをベースとした車両になるのではないか、と言われている。現在、GT500クラスはDTMとの共通パーツ化が進められているが、それに対応した車両となっているはずだ。
![画像: 2021年第3戦鈴鹿ラウンドでは、R35 日産 GT-Rの3台がスーパーGT GT500クラスの上位を独占。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/11/17/4450123d9ae2d4dd45480da1ec8d8bdc450a618c_xlarge.jpg)
2021年第3戦鈴鹿ラウンドでは、R35 日産 GT-Rの3台がスーパーGT GT500クラスの上位を独占。
![画像: 2021年第3戦鈴鹿ラウンドの表彰台。23号車MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)、24号車リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)が1-2-3フィニッシュ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/11/17/ab0779de62cac8709478eadf4655d5bd1d5f4d5d_xlarge.jpg)
2021年第3戦鈴鹿ラウンドの表彰台。23号車MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)、24号車リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)が1-2-3フィニッシュ。
なお今回の変更はGT500クラスのみで、GT300クラスや世界中のGT3レースに参戦するFIA-GT3規定の日産 GT-RニスモGT3については、2022年以降も車両、部品の供給および技術サポートを継続して実施していく。また、市販の日産GT-Rは今後も生産、販売する。
R35型ニッサンGT-R スーパーGT GT500クラス戦績
デビューイヤー:2008年
参戦シーズン:14シーズン
参戦レース:113戦
ポールポジション:36回
優勝:41回(歴代最多)
ドライバーチャンピオン:5回(2008年、2011年、2012年、2014年、2015年)
チームチャンピオン:4回(2011年、2012年、2014年、2015年)
表彰台独占:2回(2014年第3戦オートポリス、2021年第3戦鈴鹿)
※2021年11月17日現在