ボルボ・カー・ジャパンは日本初導入となるBEV専用モデルのC40リチャージを発表した。2022年1月からオンラインのみで販売される。(Motor Magazine 2022年1月号より)

インテリアはボルボ初のレザーフリー

ボルボは2025年には販売するクルマの50%を、2030年には100%をBEVにすると言明している。日本におけるその第一歩がC40リチャージの導入だ。

XC40から採用されたCMAプラットフォームをベースに、ボルボ初のBEV専用車として設計されたC40リチャージは、全長4440×全幅1875×全高1595mmというサイズで、XC40と比較すると15mm長く、65mm低い。ホイールベースは2700mmで共通となる。

エクステリアはSUVながらルーフを低く抑えたスタイリッシュなデザイン。フロントマスクはグリルレスとなり、最先端のピクセルLEDを採用したヘッドライトが特徴的。これがこれからのボルボのBEVを象徴する新しい顔となる。

ボルボ初となるレザーフリー(本革を使用しない)のインテリアは、リサイクル素材のマイクロファイバーシートとハイテク合成素材のマイクロテックを組み合わせた新素材をシートに採用し、カーペットにもリサイクル素材を使用する。こうして環境負荷低減に貢献しながらも新素材をうまく組み合わせることで、ボルボらしい高級感を生み出している。

画像: レザーフリーのインテリアにはテイラードシルクメタルスポーツステアリングや彫刻的なギアセレクターを採用。

レザーフリーのインテリアにはテイラードシルクメタルスポーツステアリングや彫刻的なギアセレクターを採用。

グーグルと共同開発したAndroid OSをベースにした新しいインフォテインメントシステムも搭載する。グーグルマップやアプリを利用できるほか、グーグルアシスタントを使って音声で温度調節や目的地の設定なども可能だ。

パワートレーンは、前後に2基の電気モーターを搭載した4WDで、最高出力は408ps、最大トルクは660Nmを発生する。駆動用バッテリーの総電力量は78kWhで、一充電走行距離は約485km。 AC200Vの普通充電で満充電まで約13時間、CHAdeMOの150kW急速充電では40分で0%→80%まで充電できる。

安全装備は先進の安全・運転支援機能を備える「シティセーフティ」をはじめ、全車速追従機能付きACCや車線維持支援機能、道路逸脱回避機能などの先進のシステムを標準装備としている。

車両価格は719万円。2022年1月に開設予定の公式サイトを通じてオンラインのみでの販売となる。また月額11万円(最長36カ月)でC40リチャージを手に入れることができるサブスクリプションのプログラムも100台限定で用意されていたが、こちらはすでに受付を終了している。限定100台に対して6倍近くとなる575件の申し込みがあったという。

ボルボの未来が詰まった革新的なモデルといえるC40リチャージ。2022年に向けて楽しみなBEVが登場した。(文:Motor Magazine編集部 中村圭吾/写真:ボルボ・カー・ジャパン)

画像: 低いルーフラインに合わせた印象的なリアまわり。ボディ形状に沿うような形のテールランプもボルボらしい。

低いルーフラインに合わせた印象的なリアまわり。ボディ形状に沿うような形のテールランプもボルボらしい。

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