2021年12月10日、運命の一戦、F1第22戦最終戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットで開幕する。決勝は12月12日、夕暮れ時から日没にかけてトワイライトレースとして行われる。2015年から7年間進められてきたホンダのF1プロジェクトもこれが最後のレース。そして、シーズン初めからレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンの間で繰り広げられてきたチャンピオン争いはこの最終戦で決着がつけられる。

コンストラクターズ選手権はメルセデスとレッドブル・ホンダの決戦

前戦サウジアラビアGPでメルセデスのルイス・ハミルトンが3連勝を飾り、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位となったことで、47年ぶりに最上位ふたりが同一ポイントで最終戦を迎えることになった。

「上位でフィニッシュしたほうがチャンピオン」になるという、わかりやすい一発勝負の決戦となるが、もしも両者リタイア・同一ポイントで並んだ場合、優勝回数が多いほうがチャンピオンという規定によりフェルスタッペンがタイトルを獲得する。なお、ハミルトンが9位(2点)、フェルスタッペンが10位(1点)+ファステストラップ(1点)となった場合も同ポイントになるため、フェルスタッペンがチャンピオンとなる。

2021年F1ドライバーズランキング(第21戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)369.5
2位 L.ハミルトン(メルセデス)369.5
3位 V.ボッタス(メルセデス)218
4位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)190
5位 C.ルクレール(フェラーリ)158
6位 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)154
7位 C.サインツ(フェラーリ)149.5
8位 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)115
9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)100
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14位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)20

コンストラクターズ選手権は、メルセデス587.5ポイント、レッドブル・ホンダ559.5ポイントと28ポイント差。理論上はレッドブル・ホンダの優勝+2位+ファステストラップとなれば44ポイントを獲得するので逆転も可能だ。しかし、この場合もメルセデスの2台がそろって下位でフィニッシュすることを条件とするので、逆転の可能性は低い。

2021年コンストラクターズランキング(第21戦終了時)

1位 メルセデス 587.5
2位 レッドブル・ホンダ 559.5
3位 フェラーリ 307.5
4位 マクラーレン・メルセデス 269
5位 アルピーヌ・ルノー 149
6位 アルファタウリ・ホンダ 120

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