2021年も新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、さまざまなニューモデルが登場した。そこで年末年始特別企画として、Webモーターマガジンの連載企画「写真蔵」で紹介した人気ニューモデル トップ10をカウントダウン形式で紹介しよう。第10位は、2021年9月14日に発売された、トヨタ カローラクロスだ。(2021年1月1日〜2021年12月20日のPVを集計)

第10位:トヨタ カローラクロス(2021年9月14日発売)

カローラスポーツ(ハッチバック)、カローラセダン&ツーリング(ワゴン)に続く、新型カローラシリーズ第3弾として日本デビューを果たしたカローラクロスは、2020年の夏にタイでワールドプレミアされ、日本より早くタイや台湾などで人気を博していた。

少し遅れて登場した日本仕様は、タイなどで発売されているモデルとは差別化を図られている。まず、太い金属調加工で縁取られた大型グリルを下方に配置したフロントマスク。LEDのデイタイムランニングライトを中段に配して、4眼のターンライトも備えたヘッドライトユニットも、日本仕様専用だ。ただし、ボディサイドやリアビューは基本的に変わっていない。

インテリアは、他のカローラシリーズとの共通性を見受けられる。インパネは水平基調のすっきりしたデザインで、パネル上面からドアのベルトラインまでフラットにつながったデザインにより室内空間の広がりを感じさせる。

ラゲッジスペースは、リアシート使用時でもクラストップレベルの487L(VDA方式)を実現し、リアシートバックを全倒すればロードバイクの積載も可能だ。

パワートレーンは1.8L 直4ガソリンエンジンと、これをベースにしてモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載。エンジン車は2WD(FF)のみだが、ハイブリッドは後輪をモーターで駆動するE-Four(電気式4WD)も設定され、これは日本仕様にのみ用意されている。

最新の「トヨタ セーフティセンス」や、7インチのディスプレイオーディオ、そしてDCM(専用通信機)を全グレードに標準装備。ハイブリッド車ではアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)と非常時給電モードをオプション設定するなど、安全&快適装備も充実している。

日本でも世界でも、まだまだ続くSUV人気だが、このカローラクロスがミドルコンパクトSUV市場の、台風の目になっていくことは間違いなさそうだ。

トヨタ カローラクロス ハイブリッドZ 2WD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4490×1825×1620mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1410kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1797cc
●エンジン最高出力:72kW(98ps)/5200rpm
●エンジン最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3600rpm
●モーター最高出力:53kW(72ps)
●モーター最大トルク:163Nm(16.6kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・36L
●WLTCモード燃費:26.2km/L
●タイヤサイズ:225/50R18
●車両価格(税込):299万円

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