クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポートの中から、今回はジープ コンパス リミテッドを紹介していこう。2017年10月に登場したコンアパスは自然吸気エンジンを搭載、低回転域から出力特性は素直で、走り味はとてもスムーズだった。(Motor Magazine 2018年2月号より)

ジープのコンパクトなSUV

フレッシュなモデルがやってきた。フィアット500Xクロスプラスから新たに長期テスト車の任を引き継いだのは、ジープならではの7スロットグリルデザインもまばゆいコンパクトSUV、フルモデルチェンジされたニューモデルのコンパスだ。

日本では2017年10月30日に発表された新型コンパスは、3種類のモデルが導入されている。

■プレミアムグレード「Limited(リミテッド)」419万円
■スタンダードグレード「Longitude(ロンジチュード)」351万円
■ベーシックグレード「Sport(スポーツ)」323万円
※いずれも発売当時

すべて2.4L 直列4気筒マルチエアSOHC16バルブのB型エンジンを搭載して、パワースペックは最高出力175ps/6400rpm、最大トルク229Nm/3900rpmのレギュラーガソリン仕様となる。リミテッドのみが「ジープアクティブドライブ4×4システム」搭載のオンデマンド方式4WD仕様で、9速ATを装備。ロンジチュードとスポーツは6速ATを搭載するFF仕様だ。

長期テスト車のMMコンパス号はトップモデルのリミテッド。やはり、いざという時のことを考えると4WDを選びたくなるのだ。

画像: フロントと同様に、最新のSUVらしくリアまわりもアカ抜けたモダンなデザインだ。

フロントと同様に、最新のSUVらしくリアまわりもアカ抜けたモダンなデザインだ。

プラットフォームはスモールワイド4×4アーキテクチャーを採用

ボディカラーは、目にも鮮やかな「エグゾティカレッドC/C(クリアコート)」で、実際に目にするとレッドというよりも、ややオレンジ寄りの朱赤色とでも表現したい素敵な色合いを備えている。新型コンパスのキリッとしたエクステリアデザインにとても良く似合っていて、見る度に気分を盛り上げてくれる。

今回は、まだ導入直後で稼動日数も10日間ほど。それゆえ多くは語れないが、基本的に快適だ。コンパスのプラットフォームは、ジープのコンパクトSUVであるレネゲードと共通の「スモールワイド4×4アーキテクチャー」が採用される。つまりこれまで担当していた長期テスト車、レネゲードの姉妹車たるフィアット500Xと同じファミリーに属するモデル。親しみを感じるのも当然なのだ。全長は4400mm、ホイールベース2635mmで、ともに少々延長されている。

画像: 12月からのテスト開始なので、グッドイヤーのスタッドレスタイヤ「アイスナビSUV」、225/55R18を装着。

12月からのテスト開始なので、グッドイヤーのスタッドレスタイヤ「アイスナビSUV」、225/55R18を装着。

■第1回/2017年12月8日~12月18日(1カ月目)のデータ
・オドメーター:1779km
・走行距離:516km
・給油量:36.0L
・実燃費:8.9km/L

ジープ コンパス リミテッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4400×1810×1640mm
●ホイールベース:2635mm
●車両重量:1490kg
●エンジン:直4 SOHC
●総排気量:2359cc
●最高出力:129kW(175ps)/6400rpm
●最大トルク:229Nm(23.4kgm)/3900rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・60L
●JC08モード燃費:9.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):419万円(当時)

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