S lineエクステリア/インテリア オプションパッケージを初設定
フラッグシップサルーンとして、デザインを一新。とくに存在感を増したフロントシングルフレームグリルや、各部のクロームインサート追加などによって、端正でエレガントなフォルムにさらなるプレステージ性が加わっている。
さらに全モデルにマトリクスOLED(有機発光ダイオード)リアコンビネーションライトを標準装備。走行モードに合わせて表情が変わるほか、後続車の過度の接近に対して全セグメントを点灯させるなど、デザイン性、機能性もより高められた。
今回の改良に合わせて、A8としては新たにS lineエクステリアがオプション設定された。ブラックハニカムパターンのグリルに加え、バンパー、20インチのホイールなどが専用デザインとなる。スポーティなたたずまいの中に、威風堂々とした強い存在感がひときわ際立つ仕様だ。インテリアにも同じく「S line プラスパッケージ」が設定されている。
最強のS8も含め、全車が48V マイルドハイブリッドに
A8に搭載されるパワートレーンは、3L V6ターボ(最高出力340ps/最大トルク500Nm)と4L V8ツインターボ(同460ps/660Nm)の2タイプを設定。どちらも48V マイルドハイブリッドと8速ティプトロニック、クワトロ フルタイム4WDシステムを採用している。
さらに高いパフォーマンスを誇る新型S8には、571ps/800Nmを発生する4L V8ツインターボを搭載。こちらもMHEVと8速ティプトロニックの組み合わせで、高性能と優れた効率を両立させている。
専用デザインとなる前後バンパーとともに、シングルフレームグリルにアルミニウムルックインサートを加えたハニカムデザインを採用。4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャーや5ダブルスポークスターデザインの21インチアルミホイールなど、全身で精悍さが増している印象だ。
全方向での事故発生を予測、衝撃を軽減する「アウディプレセンス360」や、縁石への接触ダメージを未然に防ぐ「カーブストーンアシスト」など、セイフティ性能、運転サポート性能でもブラッシュアップされた新型A8シリーズは、eトロン系とはまた違う形で、トラディショナルなアウディらしさを極めたニューモデルと言えそうだ。
アウディA8 55 TFSI quattro主要諸元
●全長×全幅×全高:5190×1945×1470mm
●ホイールベース:3000mm
●車両重量:2030kg
●エンジン:V6DOHCターボ
●総排気量:2994cc
●最高出力:250kW(340ps)/5000-6400rpm
●最大トルク:500Nm/1370-4500rpm
●トランスミッション:8速AT(ティプトロニック)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・82L
●WLTCモード燃費:9.5km/L
●タイヤサイズ:255/45R19
アウディS8 主要諸元
●全長×全幅×全高:5190×1945×14750mm
●ホイールベース:2998mm
●車両重量:2295kg
●エンジン:V8DOHCツインターボ
●総排気量:3996cc
●最高出力:246kW(571ps)/8000rpm
●最大トルク:800Nm/2050-4500rpm
●トランスミッション:7速AT(ティプトロニック)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・82L
●WLTCモード燃費:8.2km/L
●タイヤサイズ:265/35R21
新型アウディA8/S8 ラインナップ&価格
A8 55 TFSI quattro 3LV6ターボ(340PS/500Nm)1190万円
A8 60 TFSI quattro 4LV8ツインターボ(460PS/660Nm)1635万円
A8 L 60 TFSI quattro 4L V8ツインターボ(460PS/660Nm)1800万円
S8 4L V8ツインターボ(571PS/800Nm)2050万円