施設全体の空間デザインや展示内容を刷新
マツダミュージアムは広島本社敷地内に併設され、創業からの歴史やヒストリックカーなどを従来より展示してきた。今回、マツダファンや地域の人により親しんでもらうことと、ブランド発信拠点としての機能を強化することを目的としてリニューアルされ、施設全体の空間デザインや展示内容を刷新した。
マツダミュージアムのエントランス外観。
新しくなったマツダミュージアムは、モノトーンの配色と温かみを感じさせるウッドや照明を組み合わせた内外装で全体を最新のブランドコンセプトで統一し、品格・質の高さと温かみが調和された居心地の良い施設を実現している。
館内は10の展示ゾーンで構成され、各ゾーンのテーマに合わせて色合いや照明などによる演出を行うことで、100年以上にわたって世に送り出してきたクルマに込めた想いと、次の100年に向けたマツダのビジョンを、ミュージアム全体でストーリー性をもって体感できる展示にしている。さらには、エントランスホールに最新のクルマを展示するとともに、落ち着いて過ごせるコーナーを設け、よりマツダブランドに親しめる空間としている。
ゾーン2・3、5・6・7：1960年〜 総合自動車メーカーとしての歩み
なお、独自のコンテンツとしてこれまでも好評だった実際の工場内を見られるコース（車両組立）は、これからも変わらずに見学ができる。
また、より多くの人がマツダミュージアムの展示を見られるように、マツダのオフィシャルサイトに「オンラインマツダミュージアム」を開設した。オンラインでは各ゾーンの解説に加え、ドローンで撮影した臨場感のある館内映像を取り入れ、自動車産業やクルマづくりについて分かりやすく説明した子ども向けコンテンツ「マツダキッズチャンネル」も楽しめる。
ゾーン9：生産ライン見学
展示内容は、以下のとおりだ。
●エントランス：ブランドスタイルを表現したホールと最新のマツダ車
●ゾーン1：1920年〜1959年 モノ造り精神の原点
●ゾーン2・3、5・6・7：1960年〜 総合自動車メーカーとしての歩み
●ゾーン4：モータースポーツ 企業と技術の威信をかけた世界への挑戦
●ゾーン8：技術展示 人を第一に考えるマツダのモノ造り
●ゾーン9：生産ライン見学
●ゾーン10：次の100年に向けたマツダのビジョン
なお、マツダミュージアムは完全予約制のため、見学希望者はインターネットからの予約を必要とする。予約受付は、2022年5月16日（月）から開始される予定だ。
●案内言語：日本語（英語案内は、しばらくの間休止）
●集合時間：9時30分、13時45分
●入場料：無料
●休館日：土、日、マツダの休業日（年末年始、GW、夏期休暇など）
