2022年5月4日、スーパーGT第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』決勝が富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは10号車TANAX GAINER GT-Rが今季初優勝を果たした。2位には34号車BUSOU raffinee GT-R、3位に61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが入った。

61号車が2戦連続のポールポジション獲得

5月3日、予選は雲が立ち込め気温・路温ともに低いコンディションで行われた。そんな中ポールポジションを獲得したのは、開幕戦でもポールを獲得した61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。2位に10号車TANAX GAINER GT-R、3位に96号車K-tunes RC F GT3と、開幕戦に続きダンロップ勢がトップ3を独占した。

450kmに短縮された第2戦の富士ラウンド。決勝の気温・路温ともに予選と比べて上昇し、タイヤメーカーによって戦略が分かれると予想された。2周のフォーメーションラップを経てレースがスタート。ポールポジションスタートの61号車SUBARU BRZ R&D SPORTがホールショットを奪う中、10号車TANAX GAINER GT-Rも食らいつき、コカ・コーラコーナーの立ち上がりで10号車がトップに浮上した。

画像: 開幕戦同様、スタートからポジションを上げた10号車が主導権を握った。

開幕戦同様、スタートからポジションを上げた10号車が主導権を握った。

2周目に5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号がピットイン、給油のみでコース復帰する作戦をとった。4周目には244号車HACHI-ICHI GR Supra GTと7号車Studie BMW M4が、翌5周目には4号車グッドスマイル 初音ミク AMGや52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTなどが続々とピットインし、レース序盤からピットは慌ただしくなった。

上位勢含めレース序盤は大きな動きもなく、各車周回をこなしていく。そんななか、35周目のアドバンコーナーで、55号車ARTA NSX GT3が9号車PACIFIC hololive NAC Ferrariと接触。55号車は左フロントのダメージを受けて戦線離脱。9号車はピットで修復し、復帰を果たしている。

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