2022年7月10日日曜日、 F1第11戦オーストリアGP決勝がシュタイアマルク州シュピールベルグのレッドブルリンクで行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールが優勝、2位にレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にルイス・ハミルトンが入った。レッドブルのセルジオ・ペレスはスタート直後の接触からかトラブルに見舞われてリタイア。アルファタウリの角田裕毅は16位だった。
フェラーリが速さで圧倒、ルクレールが久々の3勝目
金曜日の予選、土曜日のスプリントレースでこそフェルスタッペンの後塵を拝したフェラーリのルクレールだが、決勝では完璧なレース運びで、第3戦オーストラリアGP以来となるシーズン3勝目を挙げた。
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第11戦オーストリアGP決勝はドライコンディション、気温23-27度で行われた。
スタート直後はグリッドどおりの2番手を走行していたルクレールだが、ミディアムタイヤの熱ダレ具合はフェラーリよりもレッドブルの方がひどく、急激に差を詰めたルクレールは12周目にフェルスタッペンを抜いて首位に立つ。
その後、1回目のタイヤ交換、2回目のタイヤ交換ともに、フェラーリの方がスティントを伸ばしてレースを優位に展開。終盤ルクレールのマシンにスロットルのトラブルが出たものの、深刻な状況に発展することなくそのままチェッカーに飛び込んだ。
ここまで不運が続いて優勝は久々となるルクレールは、「最後までクルマが無事で良かった。最初からペースが良かったし、フェラーリが強いってことを再び見せられて良かった」と笑顔だった。
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フェルスタッペンよりもスティントを伸ばしてレースを優位に展開、ルクレールはコース上で3度フェルスタッペンをオーバーテイクした。