文字どおり「一進一退の攻防」を制して勝利
朝から晴れて気温が上がった富士スピードウェイだったが、決勝レースの直前には雨雲がさしかかる。それでもほどなく青空が再び顔を見せ、各マシンはスリックタイヤで決戦に臨むことになった。
![画像: 85周目の最終コーナーで再びトップにたった山内は、そのまま11号車の猛追を振り切った。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/08/08/d4ae0aea6d67609094491e0aaeaf26aaa93b15da_xlarge.jpg)
85周目の最終コーナーで再びトップにたった山内は、そのまま11号車の猛追を振り切った。
SUBARU BRZ GT300(61号車 井口 卓人/山内 英輝)はレース中、変動はあるもののほぼ3位のポジション。62周目にピットインして、井口から最終ドライバーの山内にバトンが渡された。
ピットアウト直後は、グッドスマイル 初音ミクAMG(4号車 谷口 信輝/片岡 龍也)がトップにたっていたが、タイヤパンクチャーで再びピットイン。その後は、GAINER TANAX GT-R(11号車 安田 裕信/石川 京侍)とSUBARU BRZ GT300との一騎討ちとなった。
山内はコーナーで速さを見せ果敢に仕掛けるもの、瞬発的なパワーで勝る11号車がそのつど抜き返す。まさに一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし85周目の最終コーナーを攻めた山内がトップに躍り出てからは、そのまま11号車の追従を振り切り、91周目のチェッカーフラッグをトップで受けたのだった。
■61号車ドライバー山内英輝のコメント
![画像: 山内は2008年の第6戦「鈴鹿1000km」でデビュー。SUBARUチームでの参戦は8年目となるが、まさにチームを代表するドライバーに成長した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/08/08/ed16fbb94b6b8502e6a9013ae78ecceac5ab308e.jpg)
山内は2008年の第6戦「鈴鹿1000km」でデビュー。SUBARUチームでの参戦は8年目となるが、まさにチームを代表するドライバーに成長した。
「見ているみなさんは楽しかったと思いますが、僕はもう一杯いっぱいでした。それでもクルマのパフォーマンスが非常に良かったので、いけると思っていました。走りながら(11号車とのバトルは)どこで仕掛けるかのプランを組み立てていました。ピットからもまだ12周あるよと聞いていたので、落ち着けという意味だと思って、そのチャンスが来た時に思い通りの走りが出来ました。本当に良い1日になりました」
次戦SUPER GT第5戦は、鈴鹿サーキットにて8月27日・28日に開催される。