8月7日(日)、富士スピードウェイで2022年SUPER GT第4戦「富士GT100 ラップレース」の決勝レースが行われ、61号車SUBARU BRZ GT300はGT300クラスで今季初優勝。山内英輝選手は手に汗握るバトルを制して、SUPER GTレースでの100戦目に華を添えた。

文字どおり「一進一退の攻防」を制して勝利

朝から晴れて気温が上がった富士スピードウェイだったが、決勝レースの直前には雨雲がさしかかる。それでもほどなく青空が再び顔を見せ、各マシンはスリックタイヤで決戦に臨むことになった。

画像: 85周目の最終コーナーで再びトップにたった山内は、そのまま11号車の猛追を振り切った。

85周目の最終コーナーで再びトップにたった山内は、そのまま11号車の猛追を振り切った。

SUBARU BRZ GT300(61号車 井口 卓人/山内 英輝)はレース中、変動はあるもののほぼ3位のポジション。62周目にピットインして、井口から最終ドライバーの山内にバトンが渡された。

ピットアウト直後は、グッドスマイル 初音ミクAMG(4号車 谷口 信輝/片岡 龍也)がトップにたっていたが、タイヤパンクチャーで再びピットイン。その後は、GAINER TANAX GT-R(11号車 安田 裕信/石川 京侍)とSUBARU BRZ GT300との一騎討ちとなった。

山内はコーナーで速さを見せ果敢に仕掛けるもの、瞬発的なパワーで勝る11号車がそのつど抜き返す。まさに一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし85周目の最終コーナーを攻めた山内がトップに躍り出てからは、そのまま11号車の追従を振り切り、91周目のチェッカーフラッグをトップで受けたのだった。

■61号車ドライバー山内英輝のコメント

画像: 山内は2008年の第6戦「鈴鹿1000km」でデビュー。SUBARUチームでの参戦は8年目となるが、まさにチームを代表するドライバーに成長した。

山内は2008年の第6戦「鈴鹿1000km」でデビュー。SUBARUチームでの参戦は8年目となるが、まさにチームを代表するドライバーに成長した。

「見ているみなさんは楽しかったと思いますが、僕はもう一杯いっぱいでした。それでもクルマのパフォーマンスが非常に良かったので、いけると思っていました。走りながら(11号車とのバトルは)どこで仕掛けるかのプランを組み立てていました。ピットからもまだ12周あるよと聞いていたので、落ち着けという意味だと思って、そのチャンスが来た時に思い通りの走りが出来ました。本当に良い1日になりました」

次戦SUPER GT第5戦は、鈴鹿サーキットにて8月27日・28日に開催される。

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