2022年8月29日、ステランティス ジャパンは、シトロエンのフラッグシップモデル「C5 X」を日本初公開し、10月1日より発売すると発表した。(タイトル写真は、左からポンタス・ヘグストロム CEO、柳沢知恵 カラーマテリアル プロジェクトマネージャー、トマ・ビルコ マーケティング部ダイレクター)

新世代インフォテインメントシステムなど装備は充実

インテリアでは、高精細の12インチタッチスクリーンをダッシュボード中央の上部に備え、スマートフォンなどのように指先のスクロールやスワイプなど直感的な操作を可能にしている。コネクテッドナビも標準装備。音声認識システムも搭載し、さまざまな機能を音声で操作でき、スマートフォンとのリンクも可能だ。

画像: 水平基調のダッシュボードと、フロントドアまで回り込んだウッド調のデコラティブパネル、そして12インチのタッチスクリーンが目を引くインテリア。

水平基調のダッシュボードと、フロントドアまで回り込んだウッド調のデコラティブパネル、そして12インチのタッチスクリーンが目を引くインテリア。

シトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用して、長時間の移動でもリラックスでき、リビングルームでくつろいでいるかのような快適な座り心地を実現している。

また2785mmのロングホイールベースにより、リアシートはニースペースを先代のC5セダンから66mm拡大させるなど、快適性も飛躍的に向上している。

ラゲッジスペースはステーションワゴンの使い勝手を念頭に設計され、フロアはフラットで低く、容量は通常時で545L、リアシートバックを倒せば最大1640Lまで拡大する。

カラーマテリアルは、日本人デザイナーが担当

パワートレーンは、ピュアテック1.6L ガソリンターボと、これにモーターを組み合わせたPHEV(プラグインハイブリッド)の2種。前者は180psと250Nmを発生し、後者はシステムトータルで225psと360Nmを発生。EVでの走行可能距離は65kmとされている。いずれも8速ATと組み合わされ、前輪を駆動する。

画像: 日本仕様のエンジンは、写真の1.6L 直4DOHCガソリンターボと、これにモーターを組み合わせたPHEVの2種。

日本仕様のエンジンは、写真の1.6L 直4DOHCガソリンターボと、これにモーターを組み合わせたPHEVの2種。

サスペンションは「魔法のじゅうたん」と形容されるプログレッシブ ハイドローリック クッション(PHC)を全車に標準装備。PHEVでは、走行モードに応じてダンパー内の油圧をコントロールする。

ADAS(先進運転支援システム)も、全モデルに最新のセーフティ&ドライバーアシストを採用。アクティブクルーズコントロールは、走行ポジションを維持するレーンポジショニングアシストと、渋滞時の停止、再発進を自動で行うトラフィックジャムアシスト機能を統合している。

C5 Xのグレードと車両価格(税込)は、エンジン車はシャイン(受注生産)が484万円、シャイン パックが530万円。PHEVはプラグインハイブリッド(これがグレード名)が636万円。PHEVとエンジン車の価格差は106万円だが、補助金などを利用すれば実質的には40万円程度になるという。

なお、C5 Xのカラーマテリアルプロジェクトマネージャーは、柳沢知恵さんという日本人デザイナーが担当している。カラー&マテリアルで表現された、シトロエンの新しいブランドアイコンは、ぜひ実車で見ていただきたい。

画像: シトロエンのアイコンである「ダブルシェブロン」を3パターンで表したシートバック。そのカラーやマテリアルの匠なコーディネイトや質感の高さは、ぜひ実車で確認してほしいほど。

シトロエンのアイコンである「ダブルシェブロン」を3パターンで表したシートバック。そのカラーやマテリアルの匠なコーディネイトや質感の高さは、ぜひ実車で確認してほしいほど。

■シトロエン C5 X シャイン パック 主要諸元

●全長×全幅×全高:4805×1865×1490mm
●ホイールベース:2785mm
●車両重量:1520kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1598cc
●最高出力:133kW(180ps)/5500rpm
●最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1650rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・52L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:205/55R19
●車両価格(税込):530万円

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