世界各国の自動車メーカーが電動化に突き進んでいる。しかし、アメリカのブランドは電動化一辺倒にならずに彼の地らしい、独自性にあふれるモデルを世に送り出している。(Motor Magazine 2022年9月号より)

気になるジープの電動化。シボレーはICEのコルベットZ06に注目

2021年から22年にかけて、アメリカのブランドの動きがとても活発で、魅力的なモデルが登場した。

画像: ジープ グラディエーター.。リアデッキのカウルを外したラングラーのようだが、全長は5600mmに延長されている。(New 2021年11月30日 日本導入)

ジープ グラディエーター.。リアデッキのカウルを外したラングラーのようだが、全長は5600mmに延長されている。(New 2021年11月30日 日本導入)

ジープは21年11月にラングラーをベースにしたピックアップトラックのグラディエーターを、日本でもデビューさせた。日本では希少なピックアップトラックということもあり、最初の日本への輸入割当台数である400台はわずか3カ月で完売となる人気ぶりだ。

さらに12月には日本に新型グランドチェロキーLを導入。このモデルは日本では初めて3列シートを備えるジープとなった。このほかの注目すべきジープの話題としては電動化が挙げられる。海外ではPHEVの導入を積極的に進めているが、日本ではどのように展開されていくのかが気になるところだ。

一方、シボレーはコルベットのトップモデルとなるZをアメリカで発表した。新開発された5.5L V8エンジンを搭載し、排気量を693ccダウンさせながら最高出力は標準車よりも176psもアップ。さらにハイパワー化と高速化に対応すべく、専用の空力パーツの追加やディメンジョンの変更などが加えられている。

コルベット Z06は、2022年夏頃から生産が開始されるとアナウンスされているが、日本への導入に関する発表はまだない。(文:Motor Magazine編集部 小泉優太/写真:伊藤嘉啓、GM)

画像: シボレー コルベット Z06。第8世代(C8)コルベットにおいて最強のスペックを誇る「Z06」は、新開発の5.5L V8エンジンを搭載。最高出力は679ps、最大トルクは623Nmを発生。0→60マイル(96km)/h加速は2.6秒となっている。 オプションの空力パーツも充実している。(Coming Soon 2023年 日本導入予定)

シボレー コルベット Z06。第8世代(C8)コルベットにおいて最強のスペックを誇る「Z06」は、新開発の5.5L V8エンジンを搭載。最高出力は679ps、最大トルクは623Nmを発生。0→60マイル(96km)/h加速は2.6秒となっている。 オプションの空力パーツも充実している。(Coming Soon 2023年 日本導入予定)

■ジープ グラディエーター ルビコン 主要諸元

全長×全幅×全高:5600×1930×1850mm
ホイールベース:3490mm
車両重量:2280kg
エンジン種類:V6 DOHC
総排気量:3604cc
最高出力:209kW(284ps)/6400rpm
最大トルク:347Nm(35.4kgm)/4100rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD

■シボレー コルベット Z06 主要諸元

全長×全幅×全高:4688×2025×1235mm
ホイールベース:2722mm
車両重量:1561kg(乾燥重量)
エンジン種類:V8 DOHC
総排気量:5.5L
最高出力:492kW(670ps)/8400rpm
最大トルク:623Nm(63.5kgm)/6300rpm
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:MR

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