メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は、メルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車(EV)の「EQS」を発表した。発売は、EQS450+は同日から、EQS53 4マティックは同日から予約注文の受付を開始し、デリバリーは10月ごろを予定している。

メルセデス初の専用プラットフォームを採用

EQC/EQA/EQB(日本登場順)と、クロスオーバーSUVをベースとしたEVを日本にも投入してきたメルセデス・ベンツが、いよいよ初のラグジュアリーEV「EQS」を日本デビューさせた。なお、同時にミドルセダンEVの「EQE」も発表されたが、これについては別に紹介する。

画像: メルセデス・ベンツ EQS450+

メルセデス・ベンツ EQS450+

EQSは、これまでのモデルとは違い、EV専用プラットフォームを採用している。スポーティで低く構えたフロントは、グリーンハウスを跨いで続く「ワン ボウ(弓)」のラインとサッシュレスドアにより、クーペのようなシルエットを形成している。フロントにエンジンやトランスミッションを縦置きする必要がないため、メルセデス・ベンツの典型的なシルエットとは異なるキャブフォワードデザインとなった。

フロントフェースの「ブラックパネル」には、超音波センサー、カメラ、レーダーセンサーなど運転支援システムのさまざまなデバイスが組み込まれている。ボンネットは左右フェンダーまで回り込み、シームレスなデザインなだけでなく、高速巡航時にボンネットが浮く現象を抑え、空力的にも有効な機能性も備える。

また、ボンネットは、室内用エアフィルター交換などのメンテナンス目的の場合にサービス工場でのみ開閉可能で、ユーザーは左フェンダー側面のサービスフラップからウオッシャー液を補充するだけとなる。ルーフからなだらかにつながるクーペのようなリアエンドは、官能的なデザインとしながらテールゲートにスポイラーを設けてスポーティな印象も持ち合わせ、コントラストをつけている。

メルセデスAMG初のEVも登場

インテリアもEV専用プラットフォームを採用したモデルらしく、デザインにはデジタルな要素を取り入れている。象徴的な装備であるMBUXハイパースクリーンは、3枚の高精細パネル(コクピットディスプレイ、有機ELメディアディスプレイ、助手席用有機ELフロントディスプレイ)とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成されている。

画像: MBUXハイパースクリーンが目を引く、EQSのインテリア。

MBUXハイパースクリーンが目を引く、EQSのインテリア。

センターコンソールの前部はダッシュボードにつながり、下側は宙に浮いたような構造となっている。これは、EV専用プラットフォームの採用で、従来のようなセンタートンネルが必要なくなったことを視覚的に示している。

日本仕様のEQSは2グレード。EQS450+はリアアクスルに電動パワートレーン(eATS)を搭載するRWDで、最高出力333ps<245kW>を発生。航続可能距離(WLTCモード1充電走行距離)は日本で販売されている電気自動車の中で最長(2022年9月時点、MBJ調べ)となる700kmを達成している。

メルセデスAMG初のEVとなる、メルセデスAMG EQS53 4マティック+は前後にeATSを備える4WDで、最高出力は658ps<484kW>を発生(レーススタート使用時は最大761ps<560kW>)。航続可能距離は601kmだ。トルクシフト機能によって前後の電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われ、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化される。

EVなので回生ブレーキによる運動エネルギーは、さまざまな方法で回収できる。アクセルペダルを戻した際やブレーキペダルを踏んだ際に、高電圧バッテリーの充電を行う。加えて、ドライバーはステアリングホイールのシフトパドルを使って、回生ブレーキによる減速度を3段階(D+、D、D-)で設定できる。また、ECOアシストでは状況に応じて回生ブレーキの最適化を実行する。

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