2022年10月24日、メルセデス・ベンツ日本は、 7代目となるメルセデス・ベンツのラグジュアリーロードスター新型「メルセデスAMG SL」を発表。同日より販売が開始された。

ソフトトップの開閉は約15秒。後方視界への配慮も二重丸

ボディシェルへのこだわりもみせる。アルミニウム、スチール、マグネシウム、繊維複合材を使用した材料の組み合わせによって、重量を抑えつつ可能なかぎり最も高い剛性の実現が図られている。

画像: 車速60km/hまでであれば走行中でもソフトトップの開閉が可能だ。

車速60km/hまでであれば走行中でもソフトトップの開閉が可能だ。

ルーフは、省スペース軽量型Zフォールドの採用によって、一般的なソフトトップコンパートメントカバーが不要となった。前部にルーフキャップが付いているので、ソフトトップを完全に開いた後も、周囲の面より突き出ることもなくきれいに収納できるのだ。

開閉は約15秒で完了し、車速60km/hまでであれば走行中でも開閉が可能。操作は、センターコンソールのスイッチパネルまたはタッチ機能付のメディアディスプレイで行え、画面には開閉動作の進行状況が動画で表示される。リアウインドーについては、ヒーター付きの安全ガラスが使用され、後方視界を確保している。

トランク容量は213L。ソフトトップを閉じると、このパーティションがスライド上昇して標準の 仕切り位置よりもトランク容量を拡大し約240Lとなる。リアバンパーの下側に足を近づけるだけで、手を使わずにトランクリッドを自動で開閉できるフットトランクオープナー機能も付く。

「63」モデルのみに許されたAMGスピードシフトMCT(9速AT)を採用

日本に送り込まれた「メルセデスAMG SL 43」のパワートレーンは、2L直4ターボ「M139」(最高出力381ps/最大トルク480Nm)+48Vマイルドハイブリッド(BSG搭載)。もちろん、メルセデスAMGの流儀に則った「ワンマン、 ワンエンジン」だ。

画像: フロントサスペンションに、AMG量産車として初となるマルチリンク式を採用。

フロントサスペンションに、AMG量産車として初となるマルチリンク式を採用。

しかも、4気筒としてははじめてであり、ターボチャージャーはF1由来となる。走行性能は、0→100km/h加速4.9秒、最高速度275km/hと秀逸だ。このターボチャージャーは車載の48V電気システムを電源とし、最大170,000rpmまで動作することで、きわめて高い空気流量を可能とする。

トランスミッションは、従来「63」モデルにのみに搭載されていたAMGスピードシフトMCT(9速AT)を採用。トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを搭載することで、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現しているという。

ドライブモードは燃費を優先する「Comfort」、よりスポーティなドライビングが愉しめる「Sport」「Sport+」「RACE」、 滑りやすい路面を安全に走行する「Slippery」、様々なパラメーターを個別に設定できる「Individual」の6つが設定されている。

足回りは、軽量かつ可変ダンピングシステムを搭載した高性能なアルミ ニウム製ダンパーと軽量コイルスプリングを搭載した新開発AMGライドコントロール サスペンションを標準装備。フロントには、メルセデスAMGの量産車としては初めてとなるマルチリンク式が採用される。リアサスペンションは5リンク式だ。

車両価格(税込)

メルセデスAMG SL 43(BSG搭載モデル):1648万円/ステアリング左右

■メルセデスAMG SL43主要諸元(欧州仕様)

●全長×全幅×全高:4705×1915×1359mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1810kg
●エンジン:直4DOHCターボ
●総排気量:1991cc
●最高出力:280kW(381ps)/6750rpm
●最大トルク:480Nm/3250-5000rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・70L
●WLTPモード燃費:10.6-11.2km/L
●タイヤサイズ:前255/45ZR19、後285/40ZR19

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