2022年10月25日(英・現地時間)、ロータスカーズは2022年3月に世界に向け公開したロータスブランド初となるBEV(電気自動車)「ロータス エレトレ(Lotus Eletre)」の仕様と価格の発表を行った。

高い走行性能に加え最新の音響システムも導入

2022年3月、数々のスポーツモデルを世に送り出し、内燃機関との強い絆を感じるロータスカーズから同ブランド初となるSUVタイプのBEV「ロータス エレトレ」が登場した。このニュースに複雑な思いを抱いたカーガイ達も多かったと思うが、今回その仕様と価格が公開された。

ロータス エレトレのグレード展開は「エレトレ」、「エレトレS」、「エレトレR」の3つのラインナップとなり、パワートレーンは2種類用意される。エレトレとエレトSのパワートレーンは最高出力450kW(603hp)/最大トルク710Nmのシングルモーターで、最大航続距離は600kmにも及ぶ。一方、フラッグシップと位置付けられる「エレトレR」はデュアルモーター仕様で、システム総合の最高出力675kW(905hp)/最大トルク985Nmで最大航続距離490kmとなる。

性能面に目をやると、シングルモーターの0→100km/h加速が4.5秒で、デュアルモーターが2.95秒。ロータスブランドならではの数値をたたき出している。特にデュアルモーターの2.95秒はSUV世界最速だ。バッテリー容量はどのバージョンでも112kWhで、350kW急速充電器を使用した場合、20分で充電が完了するという。

画像: 0→100km/hは2.95秒。まさにハイパーSUVの名がふさわしい「ロータス エレトレ」の走行性能。

0→100km/hは2.95秒。まさにハイパーSUVの名がふさわしい「ロータス エレトレ」の走行性能。

「ロータス エレトレ」の仕様公開にともない、ドルビーとの新しいコラボレーションも発表。「ドルビーアトモス」と「ロータスエレトレ」の「KEF(ケーイーエフ)」スピーカーシステムを組み合わせることで、秀逸な車内の音響効果を得られるという。

「ロータス エレトレ」の車両価格は英国で8万9500ポンド(約1517万円)、欧州で9万5990ユーロ(約1411万円)からとなる。日本での販売価格はアナウンスされていない。

標準装備には、5つのドライブモード、アクティブエアサスペンション、トルクベクタリング、マトリックスLEDヘッドライト、アクティブフロントグリル、22インチ10スポーク鍛造ホイールが含まれる。

ボディカラーは、ナトロンレッド、ギャロウェイグリーン、ステラーブラック、カイムグレー、ブロッサムグレー、ソーラーイエローの6つから選択できるが、そのラインナップは今後増えていく予定だ。

画像: 「ドルビーアトモス」と「ロータスエレトレ」の「KEF(ケーイーエフ)」スピーカーシステムを組み合わから極上の音響効果が得られるという。

「ドルビーアトモス」と「ロータスエレトレ」の「KEF(ケーイーエフ)」スピーカーシステムを組み合わから極上の音響効果が得られるという。

ロータス エレトレ ラインナップ

エレトレ: 8万9500ポンド(約1517万円)
エレトレS:10万4500ポンド(約1766万円)
エレストR:12万ポンド(約2028万円)

ロータス エレトレR 主要諸元 ※欧州仕様値

●全長×全幅×全高:5103×2135×1630mm*
●ホイールベース:3019mm
●モーター最高出力:675kW(905hp)
●モーター最大トルク:985Nm
●バッテリー総電力量:112kWh
●WLTPモード航続距離:490km
●車両価格(税込):12万ポンド(約2028万円)
*全幅は電動リバースミラー仕様の値。全高は20インチホイール装着時。22、23インチホイール装着時は1636mm。

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