最新、注目の電動化モデルたち「BEV(電気自動車)&PHEV(プラグインハイブリッド)&HEV(ハイブリッド)」を紹介。2022年11月12日(土)から13日(日)開催の『EV & SDGs 2022フェア in Chiba』(千葉県・イオンモール幕張新都心)では、このモデルたちを一堂に集めてのイベントも開催される。今回はスバルのフォレスター」を紹介しよう。(Motor Magazine 2022年12月号付録より)

パーシャルスロットルでの中間加速で味わえる電動感のある走り

フォレスターといえば、強力なターボエンジンやかつて存在したMT車のイメージが根強くあるが、2018年に5代目が登場した際には、それまでのターボモデルに代わって、自然吸気の水平対向エンジンを採用、さらにスバル独自の電動化技術を組み合わせた「e-BOXER」搭載モデルが新たにライ
ンナップされた。

そのパワートレーンは2L直噴のFB20型エンジンに10kWの出力と65Nmのトルクを発生するMA1型モーターをリニアトロニックCVTの後端に接続して搭載。リチウムイオンバッテリーを組み合わせることで、いわゆる電気ターボのようにモーターがエンジンをアシストし、スムーズで軽快な加速感や高い走破性を実現。またガソリン車を上回る加速性能も発揮する。

画像: エンジンの効率が悪い低速回転域では、モーターだけで走行するなど状況に応じてエンジンとモーターを最適に制御。

エンジンの効率が悪い低速回転域では、モーターだけで走行するなど状況に応じてエンジンとモーターを最適に制御。

実際にドライブしても、当時、欧州勢を中心にいくつも出てきたマイルドハイブリッドに比べてもずっと力強いもの。とくにパーシャルスロットルでの中間加速におけるモーターの効果は大きく、より電動感のある走りを味わうことができた。

登場時のラインナップでは2.5L自然吸気との位置づけに上下関係はなく、7万円という小さな価格差にとどめ、ユーザーに本当に好みで選んでもらえるようにされたこともあって、e-BOXERの販売比率は見込んでいたよりも多い4割に達したという。

発売から2年後の改良では、「Advance」だけでなく、「Touring」と「X-BREAK」にもe-BOXERが拡大展開されたほか、1.8Lの直噴ターボ「DIT」エンジンを積む新グレード「SPORT」が設定されるなど、パワートレーンに大きな変更があった。

さらに、21年8月の改良で、機能面ではそれまで「X-BREAK」のみに装備されていたアダプティブ変速制御「e-アクティブシフトコントロール」が「Touring」と「Advance」にも拡大採用、「X-MODE」制御の有無を車速に応じて自動で切り替える機能やヒルディセントコントロールが追加されている。

画像: スバル独自のAWDシステムによってあらゆる路面で高い安定性を確保。また220mmの最低地上高による走破性も魅力。

スバル独自のAWDシステムによってあらゆる路面で高い安定性を確保。また220mmの最低地上高による走破性も魅力。

■スバル フォレスター アドバンス 主要諸元

全長×全幅×全高:4640×1815×1715mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1640kg
パワートレーン:水平対向4気筒DOHC+モーター
最高出力:107kW(エンジン)+10kW(モーター)
最大トルク:188Nm(エンジン)+65Nm(モーター)
最小回転半径:5.4m
駆動方式:4WD
燃料・タンク容量:レギュラー・48L
WLTCモード燃費:14.0km/L
タイヤサイズ:225/50R18
車両価格:323万4000円

画像: web.motormagazine.co.jp
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