モータージャーナリストの木村好宏氏が特派員を務めるアウト モーター ウント シュポルトの姉妹紙「シュポルト アウト」では定期的に読者を対象にニュルブルクリンク北コースでスポーツドライブトレーニングを行っている。今回このトレーニングプログラムに、ポルシェ協力のもとカイエンターボGTを持ち込むことができた。(Motor Magazine 2022年11月号より)

カイエンターボGTをあてがわれオフィスからニュルへ

ニュルブルクリンク北コースで行っているスポーツドライブトレーニングの参加費用は2泊3日で2700ユーロ(約37万8000円)、使用車両は車種を問わず自前。面白いのは毎回少なく見ても参加者の80%がポルシェを持ってくるということ。それらは911シリーズではターボ、そしてGT3やGT2、そしてケイマンGT4などハイエンドなモデルである。

今回、飛び入り参加の私にポルシェが用意してくれたのはカイエンの最新バリエーション「ターボGT」だった。すなわち4L V8インターボエンジンから最高出力640ps、最大トルク850Nmを発生、0→100km/hを3.3秒、最高速度300km/hに達するダイナミック性能を誇る。

このスーパーSUVが出発の前日にオフィスに届いた。実は、ここからすでにストーリーが始まっていた。冒頭に述べたようにポルシェをニュルブルクリンクへ持ち込むオーナーのほとんどがキャリアではなくて自らハンドルを握ってやって来る。

すなわちポルシェはどんなモデルでもオンロードライセンスが取得されている以上、自力での公道走行は当然なのだ。往復およそ600kmの道を行き参加者するひとりは「心配なのはトレーニングで摩耗したタイヤで帰ることだけ!」と半ば冗談でいっていた。

画像: 参加車両はポルシェに限らないが8割ほどをハイエンドモデルのポルシェが占めている。

参加車両はポルシェに限らないが8割ほどをハイエンドモデルのポルシェが占めている。

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