日本でも実車が見たくなるモデルを数多く出展!
世界最大級のアフターパーツトレードショーであるSEMAショー。今回は、日産がカスタマイズモデルを何台も出展することは以前に当Webモーターマガジンでも紹介したが、北米トヨタ(トヨタ モーター ノースアメリカ)も負けてはいない。以下に紹介するような、さまざまなモータースポーツシーンから生まれたコンセプトモデルやカップカーを出展した。
◎GR カローラ ラリーコンセプト
2023年型GR カローラ サーキットエディションをベースに、WRCで活躍するGR ヤリス ラリー1にインスパイアされて、トヨタ モータースポーツ ガレージチームと協業して製作されたカスタマイズカー。アグレッシブで機能的なボディワークでダウンフォースの最大化を実現。ラリーのための装備に特化、不要な部品を取り外し軽量化を図っている。
◎10セカンド ツインズ
トヨタとトヨタ モータースポーツ ガレージチームが1万ドルの予算で制作した、10秒台でドラッグストリップ(いわゆるゼロヨン)を駆け抜ける双子のカスタマイズ スープラ。2020年式GR スープラ 3.0がベース。30~40%の馬力アップ、CSF高性能インタークーラー、高性能ラジエーター、トランスミッションクーラー、リアアクスルの改良等により、発進時に最大の駆動力を発揮する。
◎GR86 デイリードリフター
フォーミュラ ドリフトの参戦車両のような1000馬力を発生するレーシングカーを彷彿とさせながらも、一般のクルマ好きの誰もが製作・維持できるような車両を目指し、市販車の2022年式GR86をベースに、フォトグラファーであるラリー・チェン氏が自宅の工房で制作した一台。誰もがサーキットで高性能を発揮し、楽しめる、信頼性の高いクルマに仕上がっている。
◎GR86 カップカー
2023年よりトヨタ GAZOOレーシング ノースアメリカによりスタートするSROモータースポーツアメリカ公認のワンメイクレース「GRカップ」参戦用カップカー。モータースポーツを起点とした、もっといいクルマづくりを推進するため、「GRカップ」のレースから得られる知見は、市販車の開発にも生かされる。