見て、触れて、電動化の世界が感じられるイベント
このところ国内外の自動車メーカーから電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)が続々と登場し、クルマの電動化が急速に進んでいる。SDGs「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」達成に向けて世界は確実に動いているのだ。
しかし、日本ではまだまだ電動車が普及しているといえる状況ではなく、ガソリンや軽油など使ったエンジン搭載車を愛用する人にとっては急速なクルマの電動化に戸惑いもあることだろう。
たとえば、モーターでの駆動はどれほど快適なのか、という期待がある一方で、充電場所は十分にあるのか、満充電でどれくらいの距離を走行できるのかなどといった漠然とした不安もあるだろう。
「EV&SDGsフェア2022 in CHIBA」はこうした期待や不安に応えるべく開催されたイベントで、多くの人々に、各社の電動化モデルを「見て、触れて、その世界を感じてもらう」場として企画された。2022年5月の「EV&SDGsフェア2022 in OSAKA」に続く第2弾として首都圏、千葉県千葉市にあるイオンモール幕張新都心での開催が実現した。
本イベントはSDGsへの取り組みを強化している千葉市の後援を受け、さらに神谷市長とのトークショーも行われた。

国産自動車ブランドだけでなく、輸入車ブランドの最新電動化モデルも多数展示。試乗会も行われた。

世界ダブルタッチ選手権3連覇中の「フライディガーズ(FLY DIGGERZ)」によるパフォーマンス。

会場で配布されたエコバッグに自由にお絵描き、オリジナルバッグを作れるワークショップも開催。

千葉市の神谷市長がトークショーステージに登壇。千葉市で行われているSDGsの取り組みの解説も。

BMXフラットランドの妙技を披露してくれた荘司ゆう(右)と本村果鈴(左)の両選手。

ガラポン抽選会を開催、当選にあたる金・銀の玉が出るたびに鐘の音が会場に響く。
開催当日は、最終日の夕方こそ少し雨が落ちてきたものの、おおむね天候に恵まれてイベントは多くの来場者で賑わった。このイベントのために遠くから足を運んでくれた人、たまたま通りがかったという人までさまざまだったが、多くの人々に興味を持っていただけたようだ。
イベントではクルマの展示や試乗だけでなく、モータージャーナリストの大谷達也氏と岡本幸一郎氏、モーターマガジン誌の千葉知充編集長、そして関係者&開発者によるトークショーも実施。その中では電動化や充電に関する最新状況や近未来の動向など気になる情報も飛び出した。
ステージイベント以外にもオリジナルエコバッグづくりのワークショップ、SDGs達成のために普段から取り組んでいることをホワイトボードに書き込む「みんなのSDGs活動」、アンケートに答えると商品が当たるガラポン抽選会などのイベントも実施。
ステージでは、自転車のフィギュアスケートとも言われるBMXフラットランドの妙技を荘司ゆう選手や本村果鈴選手らが披露、また世界ダブルタッチ選手権3連覇中の「FLY DIGGERZ(フライディガーズ)」によるスーパーパフォーマンスが会場をさらに盛り上げた。
展示車両

アウディ eトロン スポーツバック 55 クワトロ S-line(Audi e-tron Sportback 55 quattro S-line)

アウディ Q4 eトロン(Audi Q4 e-tron)

BYD アット3(BYD ATTO3)

BYD ドルフィン(BYD DOLPHIN)

BYD シール(BYD SEAL)

レクサス NX PHEV オフロード コンセプト(LEXUS NX PHEV OFFROAD Concept)※参考出品

レクサス RZ 450e(LEXUS RZ 450e)※プロトタイプ

メルセデス・ベンツ EQB250(Mercedes-Benz EQB250)

スバル フォレスター アドバンス(SUBARU FORESTER Advance)

スバル ソルテラ(SUBARU SOLTERRA)

フォルクスワーゲン ID.4(Volkswagen ID.4)※参考出品

充電器メーカーPLUGOの「PLUGO BAR」
試乗車両

BYD アット3(BYD ATTO3)

レクサス RZ プロトタイプ(LEXUS RZ Prototype)※参考出品

スバル ソルテラ(SUBARU SOLTERRA)