2023年から日本でBEVの販売を予定している、中国の電気自動車メーカー、BYD。その第1弾となる「ATTO(アット)3」のディテールを写真で紹介しよう。なお、撮影車はオーストラリア仕様のため、日本仕様とは一部異なることがある。
スタイリッシュなミドルサイズのe-SUV
BYDが2023年1月から日本発売を予定しているATTO 3は、ミドルサイズのe-SUV(と、BYDでは呼ぶ)だ。アウディ出身のウォルフガング・エッガー氏がデザインしたボディスタイルは、ヨーロピアンテイストを感じさせるスタイリッシュなもの。
インテリアに目を移すと、ダッシュボード中央の12.8インチのモニターが大きな存在感を感じさせるが、実はこれ90度回転して縦型と横型を自由に変更できるシステムを備えている。このほかにも、エアコンの吹き出し口やオーディオのスピーカーと一体のドアオープナー、ドアポケットなどにユニークなデザインも用いられている。
最高出力150kWと最大トルク310Nmを発生する電気モーターで前輪を駆動し、バッテリーの総電力量は58.56kWhあるから、WLTCモードでの航続距離は485kmに達する。充電は、200Vの普通充電とCHAdeMOの急速充電にも対応する。
ADAS(先進運転支援システム)をはじめとする安全装備や快適装備も充実。日本仕様の車両価格は2022年12月に発表される予定だが、この価格次第では、日本でもヒットする可能性は高いだろう。(写真:井上雅行)
BYD ATTO 3 主要諸元(オーストラリア仕様)
●全長×全幅×全高:4455×1875×1615mm
●ホイールベース:2720mm
●車両重量:1750kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:150kW
●最大トルク:310Nm
●バッテリー総電力量:58.56kWh
●WLTCモード航続距離:485km
●駆動方式:FWD
●タイヤサイズ:235/50R18
●車両価格(税込):未定