世界限定999台は2023年後半から生産開始!?
アストンマーティン初のハイブリッド スーパーカーとなる「ヴァルハラ」。当Webモーターマガジンでは、2019年の最初のプロトタイプ公開、2021年の市販モデルのデザイン公開(外観のみ)と紹介してきた。
今回のイベントは「ヴァルハラ ショーケース 2.0」というタイトルで、いよいよ市販モデルのインテリアも公開された。ただし、展示車両はまだモックアップなので、残念ながら走るために必要なパワートレーンなどは搭載されていない。
流麗なボディスタイルのヴァルハラにミッドシップ搭載されるのは、4LのV8ツインターボエンジン。これに3基の電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド システムとなる。システムトータルの最高出力は1012psを発生。0→62mph(約100km/h)加速は2.5秒、最高速度は217mph(約347km/h)、150mph(約240km/h)で走行中のダウンフォースは600kgに達するという。
前ヒンジのディヘドラルドアを開けて乗り込むコクピットは、F1マシンからヒントを得たデザインで、ペダルの位置はヒップポイントより高められている。ドライバーオリエンテッドなコクピットはスポーツカーらしいタイトな空間だが、居住性は悪くなさそうだ。
ヴァルハラは、英国ゲイドンにあるアストンマーティンの本社で、世界限定999台がハンドビルドで生産される。想定の車両価格は60万ポンド(現在の為替レートで約1億円!)といわれているが、発売時には高くなっている可能性もあるという。最近の円安状況では、発売時には日本円換算で、いくらになっているだろうか・・・?
2023年後半に生産が開始される予定のアストンマーティン ヴァルハラ。日本には何台やって来るのだろうか。公道を走っている姿をぜひとも見てみたいものだ。