ブランド復活後、これまでA110のみの展開だったアルピーヌだが、ここにきて大きなターニングポイントを迎えている。2024年に初のBEVを投入、それ以降も毎年BEVをリリース、26年には次期A110もBEVになるという。(Motor Magazine 2023年1月号より)

ジャン・レデレ工場から世界中のオーナーの元へ

イギリス海峡に面した港町ディエップにあるジャン・レデレ工場で迎えてくれたのは、アンヌ=キャトリーヌ・パセ工場長である。彼女はなんと1カ月前に工場長に就任したばかりだという。このジャン・レデレ工場の敷地面積7万6000㎡、約450人の従業員が働いており、その中の17%は女性であり、ルノーグループでは一番小さい工場である。

画像: ジャン・レデレ生産工場/ディエップ。ディエップにあるジャン・レデレ工場は、1969年に創業開始。1973年にルノーグループになっている。

ジャン・レデレ生産工場/ディエップ。ディエップにあるジャン・レデレ工場は、1969年に創業開始。1973年にルノーグループになっている。

A110の生産が開始されたのは16年から。翌17年には117台、18年には3304台、19年には4239台と順調に生産台数を伸ばしたが、20年はコロナ禍の影響を受け1279台だった。しかし21年は3005台に復調、今年は、改良モデルが登場した効果もあり3500台を超え4000台に近づく予定である。ちなみに生産能力は、1日18台である。

2022年上半期の生産時の事故数はゼロ。安全やクオリティに自信を持っていて、最高の品質をオーナーに届けるという信念がある。さらに約束したA110の納期を100%守るのも、この工場のモットーなのだという。そして最終的には工場内にあるテストコースを9kmぐらい走り、オーナーのもとへ旅立っていくという。

ところでこの工場では2025年からアルピーヌの新しいBEVのクロスオーバーGTも生産する予定だ。そうなると現在の4〜7倍の生産量となり、BEVということもあり、大きなチャレンジだとアンヌさんは語ってくれた。

本格的にBEVの生産が始まったジャン・レデレ工場はどのように変わるか、とても興味深い。機会があればまた訪れてみたい。

BWT アピーヌ F1チーム拠点(ヴィリーシャンティオン)

画像: イギリス マインストンとは別にフランス国内にあるBWT アルピーヌ F1チームの生産拠点となるヴィリーシャンティオンには、歴代のF1マシンの展示のほかにピストンや貴重な歴代エンジンが並べられたエントランスなどがある。

イギリス マインストンとは別にフランス国内にあるBWT アルピーヌ F1チームの生産拠点となるヴィリーシャンティオンには、歴代のF1マシンの展示のほかにピストンや貴重な歴代エンジンが並べられたエントランスなどがある。

BWT アルピーヌ F1チームのファクトリーも訪れた。

ここには3つの建屋があり、それぞれの場所で100近くのサプライヤーから届いた部品の組み立て検査、パワーユニットの設計、開発、組み付け、原材料チェック、電子部品の組み付けなどのほかにエンジンのテストベンチや、さらにF1グランプリ開催中に現地と同じデータを揃え、分析、さらには指示するオペレーションルームなどもあり、まさしくF1チームの中枢とも言える場所である。

ちなみにクランクシャフトは日本製だと教えてくれた。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:アルピーヌ・ジャポン、千葉知充)

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