いま日本国内で購入できるBEV(電気自動車)の中から、もっとも魅力的なクルマを決める「BEVオブ・ザ・イヤー 2022」を開催。本誌お馴染みの執筆陣+編集長が採点。No.1を決定する。今回は同率第18位から第13位までの「なかなかよくできたで賞」をご紹介しよう。(Motor Magazine 2023年1月号より)

第13位 シトロエン Ë-C4:EV化がシトロエンの魅力を引き伸ばす

島下泰久さん(2位):まず外観からして、このブランドらしくどこか宇宙船のような感覚だが、走らせても期待が裏切られることはなく、しなやかでコシのあるその乗り心地と素晴らしい直進性は、まさにシトロエン。見た目のとおり浮遊感のある走りには、内燃エンジンではなく電気モーターのフィーリングの方が合っている。昔からエンジンを楽しむクルマではなかったシトロエンだけに、BEV化は魅力をスポイルすることなく、むしろ引き伸ばしているのだ。

画像: Ë-C4。

Ë-C4。

第14位 フォルクスワーゲン ID.4:フォルクスワーゲンらしいBEV

清水和夫さん(4位):リアモーターでポルシェ911を彷彿する。航続距離が長い「Pro」は、電費も良く安心して長距離ドライブが可能だ。静かでスムーズな加速性能は気持ち良いし、ハンドリングと乗り心地も悪くない。ポルシェとアウディ系ディーラーの急速充電ネットワークも期待できる。

千葉知充さん(4位):導入までに時間をかけた分、フォルクスワーゲンらしいBEVに仕上がっている。過激すぎずちょうどいい。そもそもフォルクスワーゲンはこうしたクルマづくりが上手いな、と改めて感じた。

画像: フォルクスワーゲン ID.4。

フォルクスワーゲン ID.4。

第15位 フィアット 500e:フィアット500ならではのデザイン

河村康彦さん(3位):モデルチェンジでBEVのみになったのにはビックリだったが、キュートさは従来型以上で「フィアット500ならでは」という魅力度は相変わらず。安心して使えそうな航続距離は300kmに満たず、これだけですべてをこなしたいというユーザーには薦められないが、「サブカー」扱いならば好適と考えられる1台。

画像: フィアット 500e。

フィアット 500e。

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